ワクチン

健さん

第1話

俺は、今だにワクチン接種をしていない。いや、これからも接種するつもりは、ない。体質的に問題が、あり、薬飲んでも必ず副作用は、ある。打つことによって、必ず副反応は、出るだろう。そして、体調壊すのが、怖いのである。現在は、おかげ様で、すこぶる元気で、健康である。また、持論として、接種したからって、2

度と、感染しないわけではなく、ただ、重症化しないだけである。全く感染しないという保証が、あるのなら、多少のリスクを我慢して、とっつくに、接種してる。高校の時の友人だが、彼は、1回感染して、完治したが、2回接種したのにもかかわらず、再度感染してしまい、重症となり、やがて死亡したのである。身近に、”例”が、あるわけだから、よけいに、打つ気になれない。だいち私的な考えだが、1年や、そこらで開発した、ワクチンが、どれだけの信用度が、あるのか?甚だ疑問である。やがて、政府は、一斉に調査しだした。そして、ついにわかったことは、日本国内で、接種してない人は、10人である事が、わかった。当然、俺もこの中に含まれている。また、日常生活でも肩身の狭い思いを強いられている。スーパーマーケットでは、入り口に”ワクチン接種証明書”をかざさないと、中に入ることが、できない。当然オイラは、接種してないから、買い物したくても、中に入ることできないのであ~る。洋服店もしかり、ファミレスも、入れない。ただ,

今のところ、コンビニは、大丈夫だ。テレビで、コンビニのオーナーが、(うちは、接種してない人も、関係なく入ることが、できるし、今後も、考えてない)と、言っていた。まさに、神様、仏様である。しかし、人権問題だ!コンビニが、あるからいいが、ない時代なら、死ねと、言っているようなものだ。なんせ、食料が調達できないからな。政府は、ひどいことを、推奨するものだ。そのうち、ニュースでは、10人のうち、7人は、接種済みとのこと。やつらも、根を吐いたか。たしかに、これじゃあ、生活成り立たないな。でも、俺は、太陽が、西から昇り東で沈んでも、じぇったい、打たないぞ~!すると、今度は、菅田総理が、緊急会見。”「日本全国で、今だに接種してない人は、3人いるようだが、身元は、もう割れている。早く接種するように!この3人は、”非国民”である!そして、今度の国会で、新しい法律を作ろうと、思います。接種に協力しない人は、逮捕します。そして、強制的に接種するようにします。この法案を、必ず通します。最後にもう1度言います。まだ接種していない3人は、抵抗しないで、一刻も早く打つように!以上」”何が、逮捕だ!人権蹂躙じゃないか!やれるものなら、やってみろ!しかし、コンビニのおかげで、なんとか、生きていける。俺は、もう”コンビニ人間”だ。俺の体は、コンビニの食材で、できてるといっても過言ではない。そして、1か月が過ぎ、ついに、3人のうち、2人は接種したらしい。残りは、1名。つまり、俺だけになってしまった。すると、誰か来たようだ。”ピンポ~ン”「どちら様ですか?」「政府関係者の者ですが、、。」政府関係者?ついに来たか。俺は、玄関ドアを開けた。4人の政府関係者が、目の前にいた。「何でしょう?」「何でしょうって、あなた、まだ、接種してませんよね。あと、数日で、新しい法案が、通ると思うので、総理が緊急会見したのを、見ましたか?」「はい。見ました。」「ならば、早く接種してくださいよ。これが、最後の警告ですよ。じゃないと、逮捕されて、強制的に接種することになりますから!」「お引き取りください。何度言っても、打つ気は、ありませんから!」「わかりました。ならば、”首を洗って”待っていてください。」と、捨てセリフを残して、やつらは、帰って行った。それから、2、3日が、経った。ニュースでは、感染者の死亡者が、日ごとに多くなり、専門家が、言うには、ワクチン接種が、原因との事。やはり、このワクチン100%では、なかったのだ。どうやら、ワクチンを接種すると、体内に入ったワクチンは、健康な細胞を死滅させて、がん細胞が、新たにできるらしい。(ほら見ろ!打たないでよかった。)そして、ついに、日本全国全員死亡となった。ってことは??日本で生きてるの俺だけ?非国民と言われようが、命が、あっての物種だ。ざまーみさらせ!でも、この先、俺一人、どうやって、生きていくべきか??とりあえず、近くのスーパーマーケットに、入って、缶ビールを、飲んだ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ワクチン 健さん @87s321n

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ