第3話 旅準備

旅には何がいるのでしょうか?

着用する服を何枚かリュックにいれ、あとは…、雨に濡れないように傘もいりますね。

それと、テント。物置の中にあったのを覚えていましたよ。

これだけでしょうか。

少ないですね。

ああ、あとお金もいりますね。

先生も昔、お金は大事だと言っていました。


よし。

では、いってきます。

扉の鍵をしめ、それもリュックに入れます。


ところで旅とは?

どこに行けばいいのですか?

家の前で固まります。

まずは、ここをおりたらある村にいきますか。




家があった、丘をおりてすぐにある村につきました。

ムカーラ村。

さて、この村のどこに行けばいいのでしょうか。


「おい、うちにこいよ」

振り返ると、女性が男性に絡まれています。

女性は嫌そうです。


バッ。

「この人は嫌がっています。人が嫌がることはしてはいけないんですよ」

私は先生の教えをもとに女性と男性の間に割り込みます。

「はぁ?じゃあかわりにあんたがこいよ」

「私はつくられた意味を探すのに忙しいんです」

「ふざけんなよ!」

と男性が手を振りかぶります。

殴られますね。


ゴンっ!!!!

男性は本気で殴ったらしく、すごい音がしたました。

たぶん、指の骨が折れましたね。

その予想は当たっているのでしょう、男性はすごく顔をしかめています。

「さぁ、今のうちに」

と女性を引っ張って走ります。









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