新しいお頭
【い-14】文学フリマ京都_筑紫榛名
(一)
「ウチの旦那を殺して欲しいの」
ベッドの上で一衣まとわぬ姿で股を開き、二回りも歳下の茶髪のギャルの宮浜
「俺に殺せ、と……?」
郡元は陰茎を麗美に突き刺そうとした。麗美は腰を捻ってそれをかわした。
「そうよ。あなた、ヤクザの幹部なんでしょう」
「俺、そんなこと話したか」
(続く)
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