RIRI

青い心で、青い地球に溶けていく.

溶けていく意欲

爆発寸前の怒り

叫び足りない本音

叶いそうもない夢

あなたと見つめ合う瞳

信じることのできない愛

脚がすくむほどの恐怖

血を吐きそうなほどの狂気




誰か教えて、生きる意味

誰か教えて、わたしがほんとにこの世にいるのか


憎みきれない人のために泣いて苦しんで

答えのない問いに悩み続けて

希望をなくした心はもう体を動かすことができない


立ち直れない

音楽も響かない

映画を見ても遠い世界に感じ

舞台は気付けば上の空で見てる


こんなの私じゃないって叫びたい

でも、だとしたら

ほんとの私はいまどこにいる?


愛も夢もただの綺麗事に思えて

正義なんて希望なんてこの世にはなくて

死ぬのを待ってただ呆然と過ごす毎日は

言葉にするなら生き地獄

起きたまま見る終わらない悪夢


何も芸術的ではないと知ったあの夜から

私を孤独から連れ出してくれるものはないんだと

悲しみと苦しみの暗闇の中を

独りで歩いていく感覚が終わらない


いつだって記憶は曖昧で

7年前のことももう思い出せない

思い出せそうで思い出せないわけじゃない

もう二度と思い出すことはない

心の底から恐怖を感じたことだけを覚えてる

それに気づいてしまったことが、

私にとって最大の絶望だった







それでも時間は過ぎていく。

地球はずっと回ってる。




愛してたよ、あの日までは。



真夜中に雨が降る。

私は、透明なビニール傘を通して真っ暗な空を見上げる。


私はそれを、その感じを知っていた。

私の体が何かを覚えていた。

懐かしくて切ない。少しぼやけている。

愛と狂気が抱き合っているようだ。


この感覚を理解できるのは私と神様以外にいないだろうから、私は芸術を愛することを止めることができない。



マリファナを吸った後の1時間と、

冷たい雨と見つめ合った一瞬の興奮は、

たぶん少し似ている。


愛していたあの人を思い出している。

そして本当の自分で息をしていた頃の私が、

嘘に気づかずに全てを信じていた世界の青も思い出している。



天国も地獄も、実はこの世にある。

どうか、この世界が、この青い地球が滅亡するその時まで、芸術が私を裏切りませんように。

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RIRI @ToteTote115

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