第6話 そうだ、ゴブリン村へ行こう!!【2】
「討伐完了しました。これで私の力の証明になりましたか?」
「ああ、十分だ。というか想像以上だよ。ギルマスが今回の作戦に君を参加させた理由は今のですべて納得がいったさ」
ゴブリンの巡回部隊を壊滅させ、討伐完了をダリルに報告したところこの言葉が返ってきた。
どうやら俺の実力を認めてくれたみたいだな。
「いや、僕も驚いたよ!フーラァちゃんがこんなに強いなんて!やっぱりこの作戦が終わった後、僕と結婚を前提に……おがぁ」
「はいはい、レックスがフーラァを認めたのはわかったからあっちにいってましょうねぇ~」
レックスからも賛辞が送られる。
その後に続く言葉を言う前に、カレンにまた引きづられていったが…。
概ね他の作戦参加メンバーにも実力を認めてもらうことができたようだ。
この後に控えているゴブリン集落での戦いでは、些細なことが敗因になりかねない。
俺が作戦に参加することへの疑問が解消されたということは、小さい出来事ではあるが大きな結果につながることだろう。
「さて、フーラァが倒した巡回兵から魔石等の回収は完了した。いよいよこれからゴブリン共のテリトリーに本格的に入っていく。みんな、気を引き締めてくれ!」
ダリルの言葉に、メンバー全員が首を縦に振った。
そう、今の戦闘はただの前哨戦。ここからが本番なのだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ゴブリンの巡回部隊と戦闘を行った場所から、10分ほど歩いたところでフォウ達から報告がくる。
「ゴブリン共の集落はもう目と鼻の先っす。ここから3パーティに分かれるのがいいと思うっす」
「了解した。それではここからは3パーティに分かれ配置に着いてもらう。各位は今から渡すマジックアイテムを身に着けてくれ」
ダリルがケビンとレックスに何かのアイテムを渡している。
「これはギルマスから今朝預かった念話通信のマジックアイテムだ。長距離での通信はできないが、今作戦程度の距離なら問題ないとのことだ。魔法攻撃での合図はこのマジックアイテムを通じて行う。」
なるほどこれは通信機だったのか。前世で言うトランシーバーのような機能だな。
これがあれば全パーティでタイミングを合わせて攻撃を行える。
「全員、マジックアイテムを受け取ったな?それでは作戦を開始する!」
集落が近いこともあり、まずは各魔法使いが気配遮断の魔法をパーティ単位でかけていく。
これでこちらが攻撃するまでは、ゴブリン共に俺たちの存在を感づかれることはないだろう。
細心の注意を払いながら、集落を囲むように森に展開した。
展開完了後、ダリルから指示が飛んで来る。
その指示に合わせ、リアが集落の奥にある洞窟へサイレントの魔法をかけた。
作戦の第一段階は完了。サイレントが解けるまでは洞窟内へ音や振動が届くことはない。
ここからが第二段階、魔法使いによる高火力魔法での一斉攻撃だ。
「それでは攻撃を開始する。魔法使いの3人は攻撃魔法の詠唱を開始しろ!」
それぞれのパーティにいる3人が各々攻撃魔法の詠唱をしていく。
リアが魔法を使うところは数えるほどしか見たことはないが、今回使おうとしている魔法は随分と詠唱が長いんだな。
以前リアに聞いた話によると威力の高い高等魔法になればなるほど、その魔法のイメージを明確化させる呪文は長くなるのだという。
この呪文の長さから想像するに、相当な威力の魔法を叩き込むようだ。
3人の魔法使いそれぞれの詠唱がする…。
「魔法攻撃、開始!!!!」
「「「フレイム・ピラー!!!!!」」」
魔法使い3人の言葉と共に、何本もの炎柱が集落を蹂躙していく。
今回使う魔法は魔法使い3人で事前に打ち合わせしていたようだ。
同じ魔法ならばお互いの魔法が干渉しあって威力が下がることもない。
むしろ同じ魔法が重なったことで、威力が強化されているようにも見える。
そして今回の戦闘は森の中の開けた岩場ということもあり、森林火災になることは心配する必要がない。
それらの点から今回の魔法が選択されたようだ。
「グギャッッ!グガッ!!!!!」
炎の中からゴブリン共のうめき声が聞こえてくる。
「グガッ!!!!!」
魔法の効果時間が終了し、炎の間から生き残ったゴブリン共が抜け出してきた。
ゴブリン共の生き残りの数は、想定よりも多いように見える。
どうやら想定していたよりも、ゴブリンの上位種が多く誕生していたようだ。
よしそれなら…!!
攻撃開始前、ダリルにした提案のことを思い出す。
「ダリルさん、魔法攻撃後のことで提案があるんですが」
「なんだ?聞かせてくれ」
「ありがとうございます!」
俺がダリルにした提案はこうだ。
今回の作戦目標である集落は、ゴブリンキングクラスの英雄が率いている。
そのことから初期に想定しているよりも、集落全体での種族進化が進んでいる可能性がある。
その場合、最初の魔法攻撃を生き残る個体が多くなることが予想される。
もしこの予想があたり、生き残りが多かった場合は俺に追撃する時間を与えてほしい。
より敵の数を減らし、討伐の成功率をあげてみせる…と。
「フーラァがひとりでか?」
「はい!そういう時にうってつけの秘策を持ってきているので!」
「フーラァの秘策か。……わかった。魔法攻撃後の戦況がフーラァの言ったとおりになった場合、追撃をフーラァに行ってもらい敵の数を減らすものとする。異論ある者はいるか?」
ダリルの決定に異論をあげるものはいなかった。
さっきの巡回部隊との戦闘を見せたことが、いい具合に効いてくれているみたいだ。
「それでは、その時はまかせたぞフーラァ!」
「はい!」
というわけで、俺が予想したとおりの展開になったわけだ。
「フーラァの予想通りだ!頼んだぞ!!」
ダリルの言葉に答えるように、アイテムボックスからあるものを取り出す。
手の平サイズの黒光りした鉄球。
これは俺が今回の作戦のために、鍛冶屋に用意してもらった秘策その一。
リディアによれば、この鉄球は重黒鉄という特殊な鉄で作られているらしい。
重黒鉄の特徴はその重量にある。
同じ体積の鉄塊の重さと比べると、その重量はゆうに5倍を超えるという。
そんな重黒鉄製の鉄球をどうするか。
それはいたってシンプル。
「こいつを全力で!投げつける!!!!」
俺は野球のピッチャーのようなフォームで鉄球をゴブリンに投げつけた。
この時に鉄球に風魔法を加えてジャイロ回転をかけることで、弾道を安定させる。
前世では有史以前から投てきという攻撃方法が使われていたとされている。
投てき攻撃はヒトが他の生き物よりも際立ってうまく扱える戦闘術といえるだろう。
この投てきという動作は、一見単純な動きに見えるが多くの力の流れが関係している。
腕の筋力はもちろん、腰の回転力、そしてそれらを支える足の力。
この異世界にきて手に入れた、今の肉体でこれを行えばどうなるか。
そう、この手から放たれる鉄塊は絶対的な破壊力を持った一撃へと変貌するのだ。
ズビュンッッ!!!
風切り音を立てながら一投目の鉄球がゴブリンチャンピオンの顔面めがけて飛んでいく。
バゴンッという破裂音にも似た音を立て、ゴブリンチャンピオンの頭を粉々に砕く。
よし、威力は十分!!これを次々と間髪入れずに投げていく。
俺はすぐさま次の鉄球を取り出し、ゴブリン共に投げつけていく。
魔法攻撃であぶり出され混乱しているところに、追撃で飛んでくる鉄球。
あるものは顔面にあたり絶命し、あるものは腕や足にあたり動きを鈍らせていく。
この投てき攻撃の最大の目的は敵の戦力をより削ること。
だから一撃で倒しきる必要はない。相手を消耗させてこの後の展開を有利できればいい。
狙い通り、用意した鉄球を10個程度投げたところでゴブリン共の動きはだいぶ阻害できた。
「ダリルさん!今です!!」
「よし、作戦を第四段階に移す!!各パーティ、数的優位を作りながら生き残りを各個撃破しろ!!まだチャンピオンクラスの奴らは生き残っているはずだ、気を抜くなよ!!」
「「「おう!!!」」」
ダリルの号令に合わせ、各パーティが生き残りの討伐に動き始めた。
レックスたち『楽園の宴』は、後衛の魔法使い2人が魔法による牽制を行い、生まれたすきを前衛のレックス、カレン、ジニーがつくという先方のようだ。
先程まで『トライデント』の方に派遣されていた魔法使いも合流し、ゴブリン共をうまく各個撃破していく。
どうやらレックスは口だけの男ではないようだな。
得物の双剣を起用に操りながら、ゴブリン共の首を切り裂いていく。
代わってダリル達『トライデント』の3人は、パーティ名の由来である3人それぞれ種類の違う槍でゴブリン共を狩っていく。
次男ベリルの使う槍には、敵に麻痺のデバフを与える魔法がかけられているようだ。
攻撃を受けた敵は動きをとめ、その場に膝をついていく。
一方三男ゲイルの槍の効果は敵に毒属性のデバフを与えていく。
そして長男でリーダー、ダリルの槍に刺されたゴブリンの体からは、無数に枝分かれした槍先が体内を突き破っていた。
三者三様の槍を使い分け、効率よくかつ圧倒的にゴブリンを蹂躙していく。
流石、今回リーダーをまかさるパーティといったところだな。
そして『鉄の拳』の面々も、ゴブリンとの戦闘を開始する。
先日は20体という数の暴力に押されていたが、相手の数が同数程度なら彼らにとっても問題ではないようだ。
リアの攻撃魔法、ニーアの補助魔法、ジードの鉄壁の防御、フォウのスキを突いた攻撃、ケビンの臨機応変な対応。
それらがすべて噛み合い、ゴブリン達を危なげなく討伐していく。
あれ、これって俺の出番ないのでは??
そんなことを考えた矢先のことだった…
「「グキャッッッ!!!!!!!!」」
俺たちの後方の森から、ゴブリン共の叫び声が響く。
「クソ!別動隊か!」
別動隊!!!?
どうやら先程倒した巡回部隊の他に、もう二部隊が巡回に出ていたようだ。
しかも部隊のゴブリンマジシャンが気配遮断の魔法まで使っている。
さっきまで俺たちがとっていた戦法を、そのまま返された形だ。
目の前の戦闘に集中しすぎて、俺も後方の索敵をおろそかにしていたな。
まだまだこの世界での戦闘に慣れてないって証拠か。
「ダリルさん!気にせず目の前の戦闘に集中してください!私が後のゴブリン共を相手します!!」
「わかった!後ろはフーラァに任せる!!」
後方のゴブリン共はすでに俺たち3パーティのすぐそばまで接近している。
この状況でさっきの鉄球を使えば、仲間たちを巻き込みかねない。
「それならこっちだ!!」
ここからは秘策その二の出番だ!
アイテムボックスから今度は硬貨型にされた小さな鉄板を取り出す。
硬貨型の鉄板には穴が開いており、その穴に紐を通して10枚を一組にまとめてある。
それを手の平で包み、一番上の鉄板に指を添えた。
そのまま添えた指で一番上の鉄板を敵に向けて…弾き飛ばす!!!!!
バァンッッ!!!!
銃声にも似た音が響き、一番近くにいたゴブリンの頭が爆散した。
ゴブリンの頭を破壊したのは、もちろん弾いた硬貨型の鉄板。
前世には弾いた硬貨で敵を攻撃する技がある。
日本の呼び方では指弾、中国の呼び方では
鉄球の投てきとは違い、羅漢銭の射程は短い。
だからこそ今のこの場面には適している。
仲間のゴブリンの頭が砕け散ったことで、後方のゴブリン達は一瞬動揺して足を止めた。
このスキを見逃さない。
すかさず次の個体に肉薄し、今度は4枚の鉄板を同時に弾き飛ばす。
すると弾かれた鉄板はまるでショットガンで撃たれたかの様にゴブリンの体を抉った。
よし、一つずつ飛ばすよりもこの方が殺傷能力をあげられそうだ。
次々とゴブリンを羅漢銭で撃ち抜いていく。
途中から両手で鉄板を打ち出す。
さながらそれは2丁のショットガンで戦場を蹂躙していくかのように。
撃っては移動し、また撃つ。
「ははっ、なんだあの技は。あんな技は見たことがないぞ!」
戦闘を続けながらこちらに視線をむけたダリルが感嘆の声をあげる。
数分後には、後方から奇襲をかけたゴブリン達はすべて地面に倒れ伏していた。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
…はぁ、…はぁ、さすがに両手撃ちは指が疲れたな…。
そんなことを考えながら戦況を確認する。
どのパーティも優勢で戦いを進められたようだ。。
ほとんどのゴブリンは討伐され、残すはダリル達が相手をしているチャンピオン一体となっていた。
「はあぁぁ!!!」
ダリルの鋭い攻撃がチャンピオンの胸を抉り、最後の一体を撃破する。
「よし、これで英雄以外の討伐は完了だ!!皆一度集合してくれ!」
ダリルの号令により、メンバー全員が集まる。
大きなダメージは受けてた者はいないようだ。
これなら万全を期してゴブリンの英雄の討伐にあたれるだろう。
「皆、ご苦労だった。特にフーラァ、別動隊の対処は助かった!だが今日の山場はここからだ。今からゴブリンの英雄の討伐に移る!幸い、奥の洞窟にはまだサイレントが働いている。効果がきれる前にまずは魔法使い3人で洞窟へと攻撃を行う!魔法使い3人はマナポーションで魔力を回復してくれ」
ダリルの指示に従い、魔法使い3人はマナポーションを口にする。
「それでは攻撃を開始する!!」
魔法使い3人が詠唱を開始する。どうやら先程とは違う呪文を唱えているらしい。
そして今回も同一の魔法で相乗効果を狙うようだ。
3人の魔力が高まり、呪文の詠唱が完成する。
「「「フレイム・ランス!!!!!!」」」
3人が魔法を放つと炎の槍が空中に出現する。
フレイム・ピラーでは何本もの炎柱が出現したのに対して、今回のフレイム・ランスでは一人につき1本、計3本の炎槍が展開される。
だがこの炎槍1本だけで、フレイム・ピラーをいくつも凝縮したようなエネルギーを感じる。
この炎槍1本だけでもどれだけの威力があるか、想像に難くない。
それを3本も洞窟に叩き込むのだ。並みの魔物であればこれに耐えることはできないだろう。
3人が放ったフレイム・ランスが洞窟の奥めがけて一直線に飛んでいく。
ゴオォォォォォォ!!!という轟音をたてながら3本の炎槍が洞窟内を燃やし尽くす。
燃え上った炎はやがて徐々に勢いを弱くなり、沈静化していった。
炎が完全に消えてから数秒、中からゴブリンの英雄がはい出てくることもなく、場は静まり返っている。
今の魔法で倒しきれたのか??
俺と同じことを皆考えたのかもしれない。
ダリルが声を発する。
「反応がないな…。今ので決着がついたのか?」
皆も判断に迷っているのだろう、返答は帰ってこない。
「よし、それならば!討伐ができているか僕が確認してくるとしよう!!」
仰々しい動きでレックスが名乗りを上げた。
彼には目立ちたがり屋の性でもあるのだろうか。
「洞窟の幅を考えると、1人で進んで行くのがやっとだろう!そして洞窟で長物は動きを妨げられてしまう!ならば双剣というリーチも適した武器を使い、尚且つこのメンバー内でも耐久力の高い僕が探ってくるのがベストではないかな??」
リーチというなら素手格闘をする俺でもいい気がしたが、どうやらレックスの選択肢に女性を行かせるというものはないらしい。
なんともレックスらしい選択肢だ。
「わかったわかった。確かに武器のリーチを考えると俺たちの槍は適さないからな。レックスが適任だろう。ただいくらレックスの耐久力があるとはいえ、相手は英雄級だ。レックスには探索前にありったけの強化魔法をかけてから洞窟へいってもらう。」
方針が決まってからの行動は早かった。
リアとニーア、そして『楽園の宴』の魔法使いの計4人によりレックスに強化魔法がかけられる。
主に敏捷性と耐久力への強化を重視したようだ。
強化魔法の重ねがけにより、レックスの体が薄っすらと輝いて見える。
「それじゃあ行ってくる!!」
洞窟に入る前に振り向きながら、俺の方へウインクをしてくる。
なんというか、レックスはほんとに懲りないというかたくましいというか…。
レックスはずんずんと洞窟内に進んで行く。
ギルドの偵察要員ミカゲからの事前の情報では、地形調査のスキルを使用した限りでは、この洞窟はそこまで奥行きがないとのこと。
そんなに時間をかけずに行き止まりまでたどりつけることだろう。
そう思考したまさにその時だった。
ドゴンッ!!!!!という音が響き、俺たちの横を何かが物凄い速さで通過していく。
そしてその飛来物は後方の森の木に激突した。
一斉に全員が振り向く。
舞い上がった砂埃が徐々にはれていく…。
「う、うそ…。」
カレンから驚愕する声がもれる。
砂埃がはれ、そこに姿を現したのは…
先程洞窟へと探索に入ったはずのレックスその人だった。
しかもレックスの両腕は、重機にでも潰されてしまったかのようにひしゃげている。
……???!!!!
「総員一時後退する!!レックスの側まで下がれ!!回復魔法が使える者はレックスの回復を頼む!洞窟の中の奴はまだ生きている、全員気を抜くな!!!」
ダリルが事の異常性を察知し、指示を飛ばす。
その場の全員は指示に従い、速やかに後方の森近くまで後退した。
ニーアたちがレックスに回復魔法をかけていく。
「う…うぅ…」
「レックス!!しっかりして!!意識をしっかりもって!」
「か…カレン…?」
「そうよ、私よ!大丈夫、回復魔法が効いてきてる!もうじき傷は塞がるわ!」
「僕は…どうして…こんな…」
どうやらレックスの意識は混濁しているようだ。だがその意識も次第にはっきりとしていく。
「そうだ、僕は洞窟に入ってそこで…」
そこまで言うと、レックスはガタガタと震えだした。何かに怯えるように。
「み、みんな!すぐにこの場から逃げるんだ」
「どうしたんだレックス!中にはゴブリンキングがいたのか?それがお前をここまで吹っ飛ばしたのか?」
ダリルは自分の動揺を抑えながら、レックスへと問いかけた。
「あ、あれは違う!ゴブリンキングなんて生易しいものじゃない。あれに比べたらゴブリンキングなんて赤子同然だ!!」
「落ち着くんだレックス!中には何がいたんだ!」
「あ、あれは…アイツは!!」
レックスは回復魔法で治った腕で、洞窟の方を指し示しながら叫んだ。
「ゴブリンエンペラーだ!!!!!!!」
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