武神

@atugiri

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 武神とは何かそれはすさまじいほどの武道をつかさどり武運を守る神である。この話は中国五百年の春秋戦国時代で全力で武神となろうとする男の話である。趙の小さい村で一人の男が生まれた。母と父は不思議な力を持っていて、村に急に現れはやりの病を治してしまった。そしてその間に生まれた子供が李鵬である。李夫妻が来て数日たった時のこと、我武神と名乗る大男が矛を持って現れ村中の人々を襲い李鵬を連れてってしまったのである。そして武神と名乗る大男に「素質がある」と言われ李鵬は、修行をつけてもらっていた李鵬は赤ん坊の時に連れ去られてそこから武神と名乗る大男の教えのみで生きてきた。そして李鵬は武神の教えを所得した。歴代の武神たちは時々戦場へ赴き、自らの武を示してきた。そして李鵬も趙の王の命令で場用で敵国秦との戦に赴いた。この時代の秦は白起らをはじめとする猛将が数多くおり今回は秦国で最も苛烈な戦いをすると言われている紀陽総大将と凰稀副将と対決することとなった。紀陽らは、場用を周辺を攻略した後周りにとても厚い防陣を敷いて待機していた。李鵬はそこであるすさまじい気配を感じた。そこにいたのは、紀陽大将軍の本陣であった。紀陽とは列国にとどろく大将軍であり場用で千こ目の城を取る予定であった。李鵬は目の前の大きな武を見過ごすわけにもいかずに本陣めがけて攻め入った。紀陽の防陣はとても強力と噂であったが武神の教えを所得した李鵬に敵はなく一人で防陣をはねのけ本陣までたどり着いたそこで紀陽大将軍と一騎打ちとなり一太刀もらうが難なく倒してしまった。李鵬が場を去ろうとするとすさまじい勢いで迫ってくる軍があった副将であった凰稀である。そして凰稀は李鵬に迫り馬上からの一撃を加えたそれはまるで天地がひっくり返るほどの一撃で李鵬の矛にあたった。凰稀は総大将紀陽と夫妻であり、凰稀は怒りで我を忘れて李鵬に襲い掛かった。李鵬はどうしようもできずに凰稀に一太刀加えられて谷底へ落ちた。李鵬は瀕死でかろうじて生きていたが圧倒的な武に負けて屈辱を与えられた。結局場用は大将代理の凰稀が城を取って幕を閉じた李鵬が屈辱を与えられた凰稀を打つべく山にこもりさらなる武の極みを目指して修行しているとある軍に敗れて血だらけの将が地べたに寝ころんでいた。李鵬が矛を当てて殺そうとすると、何も逃げずにじっとしているそこで李鵬は「なぜ逃げない、お前は性をあきらめているとはなった」李鵬はどの人からも恐れられるほどの大男で皆何もできずに逃げられるか殺されてしまうので李鵬にとっては初めての経験だった。しばらく様子を見ていると、ある男が言った「私は妻も子も母も父もすべて失っただから殺せ」と。李鵬はそこでこの男今までのやつとは違うと思って屈辱を受けたことをすべて話したするとある男は「その答えは確かに戦にあるといった」そしてその男をある程度治療して趙の領地に送り返した。そして少し経った後趙は場用を取り返す合戦に呼ばれた。そこでの総大将はあの凰稀であった。趙は大将に李鵬と出会った男を総大将にして戦に挑んだ。趙の軍はその男を知らない人が多いしかしとても強く軍略の天才と言われている。男は李鵬に山の中で待機命令をだして復讐に燃えていた。そして妻を殺された凰稀も怒りに駆られていた。そしてついに合戦が始まった。第一陣も第二陣も互角だが若干秦が押していた秦の副将には豪将と言われている東史が当たっていたからである。しかし凰稀将軍が出陣したことによって趙軍は防戦一方になってしまった。そこであの男がひそめていた予備隊を動かし凰稀を逆に追い詰めてしまったのである。李鵬は山から呼び寄せられて凰稀と一騎打ちを始めた。自ら武の極みに達していると思った李鵬が凰稀と戦ったが、武の極みに達してるはずなのに凰稀のほうが上に行くそして矛を折られて一太刀入れるところで後ろから凰稀に矢が刺さりその一瞬の油断で凰稀の胸に突き刺した。凰稀はなぜか倒れないそして李鵬の首もとに一太刀加えた。李鵬は「貴様は何なのだ」というと凰稀は「お前ではわからぬ、わかるわけがない人の思いで動いてる私のことなど」と言った。そして李鵬は殺そうとしたところを東史に防がれて逃げられてしまった。追おうとした趙軍に総大将は目的は果たしたと言って全軍退却した。李鵬は武の極みに達していても一人では凰稀を打つことはできなかった。そして李鵬はそれも自分の武が及んでないと思い山にこもり本物の武神になるために天に自分の武を示すために山にこもり修行を始めた。秦国は場用を守り切ったが大将軍凰稀を失い実質負けの戦をしてしまった。大将軍紀陽と凰稀を失った申告は弱体化してしまった。そこから五年後あの男は場用での功績が認められて趙の宰相兼軍の総司令となり国土を広めていた。そして趙は秦が将軍の少なさから攻めてこないと踏んで東の大国燕に攻め入った。その時にあの男は李鵬を呼び趙軍として燕を攻めた。燕には大将軍の龍鵜を総大将にした彼は燕の軍総司令官で戦の天才と言われている。紀陽や凰稀にも見劣りしないと言われている実力を持っている。しかしあの男はそれらを超える化け物にこの数年でなってしまったのである。そして龍鵜は、潜めていた別動隊を李鵬に打たれてしまったのである。それと同時に総大将も倒してしまった。その後趙は勢いに乗って秦に攻めた。そこで総大将と立ったのはあの東史大将軍である。東史大将軍は凰稀そして紀陽の復讐に駆られ趙が攻めてくると言った途端に「自分がけりをつけなければいけない相手です。必ず無念は晴らします」と言って総大将になった。そしてこの場は場用。趙はやはり真に攻め込むためには場用を攻略しなければならないと言って戦いに出た。こちらの総大将はあの男が推薦した李鵬であった李鵬は嫌だと断ったがあの男は「私が副将で出るので仕事はないはず」と言ってそれを納得した。戦の初日東史将軍は号令をかけて突撃を開始した。李鵬も突撃を開始して勝負が始まった先鋒隊のあたりは悪くなく両軍あまり損失のない結果となった。初日の夜趙は夜襲を仕掛けて秦に大幅な損失と士気の低下を与えた。二日目昨日の夜襲もあり秦は大幅に押し込まれてしまった。間髪入れず趙はまた夜襲を仕掛けて今度は兵ではなく兵糧を狙ってすべて燃やし尽くしてしまった。秦はさらに押し込まれ三日目にして本陣まで行ってしまったのである。しかしあまり出てきていなかった東史大将軍が出てきて指揮は高まり趙軍は薙ぎ払われてしまう。趙軍が押されているところであの男は李鵬を入れて一騎打ちを開始させた。皆がきずいた東史が持っている矛はあの凰稀の矛だと。そして東史の後ろに凰稀の姿が見える。その時李鵬は大きく矛を振り東史の腹を切った。しかし東史はそれを防ぎ矛をふるう。激しい攻防が続き両者し血を流し始めたときにあの男の側近が「あの男は何なのですか、あの人は人なのですか。」とその時あの男は「あの人は我々人の手本となる人ですよ。そうして武神になろうとする。その人物のことを求道者という。求道者とは道を極める人のこと。私は戦に負けた後李鵬に出会いそこから少し戦から離れました。そこで武神とは何か求道者とは何か調べました。彼らは人が争うことなどに愚かさや退屈さを覚えて救えないかと考えたのが彼らです。そこで彼らは神になることが救いになると思ったのだ。しかし神にはなれないと彼らは決断した。だから神に認識されるくらい強大な力を持たなければならないこれが教えです。そして武神とは武を極めたもの。李鵬は全力でこれになろうとしてるのである。」と言った。ここで李鵬は勘違いをしていた求道者は神になれないと思ったのだが、李鵬は神になれると思っていた。しかし人間は神になれない人間は神にそれを指し示すことしかできないという神からの悲しい答えなのです。それにきずかない李鵬はだんだん東史に押し込まれていく。そうするとまた側近の1人がまた問う「じゃあなんであの凰稀や紀陽は勝てるのですか、なぜあれだけ血を流しているのに立ち上がれるのですか」とそうするとあの男は「彼もまた人の手本となる人物かもしれないですね。李鵬は一人で武を示し続けたかもしれませんが彼は人の思いで強くなった人物です。そして彼は李鵬に本当の道を教えれる人物なのです。」と二人とも瀕死になりながら矛をふるっている。李鵬は武を極めて神となったのになぜ負けるのかと考え始めた。そして東史に聞く「貴様らは何なのだなぜ勝てないと」そうすると東史は「人の思いで強くなる将軍というものだ。」とそうすると趙軍がざわつき始まる武神が負けるはずがないと。しかしなぜか押されていくそうするとあの男は「彼はなぜ押されているのかそれは彼と対極の武将というものと立った勝っているからです。その力はかつて李鵬が負けた凰稀と同じ力なのです。負けたとき李鵬は武が足りないと思って修行を続けた。しかし一人では凰稀を討てなかった。その時私は思いました。彼が部の極みに達していたらあの時すでに打てていたのではないかと。でもそれは矛盾している。そうそれが答えなのです。」それには打たれた凰稀も東史も気ずいていたなので彼は押されている。」両方とも立っているだけでも奇跡の状態。鼓膜も敗れ耳から血を流している。東史の一撃が当たるその時東史は思った。なぜわが刃は届かぬのだいやそもそも武神とは神ではなく道を示すものだけなのかとそしてその油断でもう一撃くらい李鵬は首を落とされた。そして東史も力尽きてしまった。秦国の武将曰く東史は少し前から死んでいて首を落とすところは心臓は動いていなかったという最後は人の力が動かした。人は一人では生きられないだから人を使い使われ生きていかなければいけないのである。



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