で、娘との遠距離母娘関係の『なんてこったい』
娘の一人暮らしは、他市にある大学に通うことを足掛かりにして始まった。
理由は別バナとして(書くか分からない)、昔から家を出たがっていた。 その弟である息子の言から察するに、中学生の頃から計画を立てていたらしい。
赤ちゃんなのによその人にはニコリともしない用心深さを天分とし、とてもしっかりして(見えて)いる我が娘は、その父親の自慢の娘であった。
実家を出るに一番の障壁は父親であったが、家賃とその他食って寝て遊ぶに係る実費をバイトで賄う約束した末に、別居の許しと部屋の権利金をゲットしたのであった。
そして大学卒業後、就職後もそこに暮らしていた。
が、ある年に私が頼み込んで実家へ呼び戻した。 『一緒に住んでくれなきゃママ淋しい』と。
本当に心待ちしてたんだよ。
娘と息子と一緒に寝起きできる毎日を。
おかず作んないしほぼ自活する大人が三人居るに過ぎないけど……ダメ母ですまんナ。
なのに県外の会社にデューダするだって!
そんなの聞いてないよー!……言わずに面接して受かったから話した?
ウンウン、そんな事だったか……(泣)
決まったもんはしょうがない〜。 私の父方の田舎で縁ある土地なんでしょ、送り出しました。
いつかこっちに(配属替えとかで)帰ってきて、また一緒住むんだよね?
そうだよね? 絶対それがイイよね? と(私の脳内で)約束をして。
それが何が何やら、この家をスルーして東の京に転属が決まったと!
あれよね、登竜門的なって配置換えよね?
そこ行っちゃうとコッチに帰ってくるの難しくなっちゃわないか? 困ったな、弱ったな、参ったなァ。
相談? なんの相談? 首都だから家賃がっパないから家族手当を貰いたい? この家の名義を自分に?
イヤイヤ私の持ち財産ってこの家っきりなんよ?
(同居してくれるか分かんなくなってるのに生前贈与しろって話になっちゃうよ)……ちょっと考えさせてね〜。
ほんとにねぇ。
これこそ『なんてこったい』と言いたいワ、話でしたっ。
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