副キャプテン・スカートめくり・ワイルド
「きゃあ」
すると、氷姫のスカートが大きくめくり上がっていた。
「へへっ」
近くにはいたずらが成功してしたり顔の少年がいて、こいつがスカートめくりをしたのは間違いなさそうだ。
「おいっ。きさま」
少年は
「おいっ。まて!」
必死に追いかける。ワイルドなのことは悪くはないのかもしれないけれど、氷姫を狙うなんて許すことはできない。
「陸上部の副キャプテンをなめんな」
そう意気込んだものの追いつけない。おかしい、そう思う始める。
「くそっ」
置いてきた氷姫が気になり始める。そもそも氷姫から引きはなすためだったのかもしれない。
「まてって」
逃げ足の早い少年を見失いまいと必死だ。
「はっ。おじさんになんか追いつかれないよ!」
腹立たしいことを言い始めて余計に体力が奪われていくのがわかる。早くしないとこのまま逃げられてしまう。そう思ったときだ。
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