おにはんコピペまとめ【おにや】【はんじょう】【よしなま】
太刀川
つれぇなぁ
よしなま「おにはん尊いわぁ……」
ああ、まずいな……ワイプなんかつけなきゃよかった。こんな情けない顔、じゅんきに見せらんねぇよ。
おにや「何言ってんだよしき、3人じゃねぇか今俺たち」
優しいんだな、じゅんき。
よしなま「ねぇ……あのさぁ、俺おにやとはんじょうの切り抜き見てる時にさぁ……お前らのホモコピペあるじゃん?」
おにや「お、おぉん」
否定……しないんだな。
よしなま「俺あれ凄いにやにやしながら見るのが好きだったの!」
大丈夫、上手く笑えてるよな。笑え、笑うんだ俺。
よしなま「なんか……最近さぁ、俺も混ぜられんねん」
おにや「あ~」
……胸が痛い
はんじょう「お前さ、1個言うけどさ、それ言ってどうしたいの?」
はんじょうは鋭いなぁ
俺は一瞬、息を飲みその一言を放つ。
よしなま「で、嫌なの!」
言っちゃいけない言葉、言いたくなかった言葉。だけど、自分の気持ちにケジメをつけなきゃいけないんだ。これでいい、これでいいんだ。
はんじょう「違う、お前それ言ったらダメだからね」
よしなま「え、そうなの!?なんかもうニヤニヤして見れなくなっちゃったw外野で見てたのに」
うん、我ながら機転の利いた返しだ。まるで本物のノンデリみたいじゃないか。
……はんじょう、やっぱり俺の気持ち、気付いてるんだろ?
俺はおにやが、じゅんきが好きだ。
友達の恋人に好意を抱くなんて、俺は最低だよ。わかってる、わかってるんだよ。だからこそ今ここで、ケジメを付けさせてくれよ。
大会期間でどうしてこんなにも彼……じゅんきに心惹かれたのか、俺にも分からない。1日、2日、時間が経つたび、名前を呼び会う度にじゅんき、お前に心臓を掴まれたような感覚に陥ってたんだよ。
結論は証明された。でも俺のこの感情は誰も証明してくれない。だから、こうやって自分で結論を出すしかなかったんだ。
全部忘れよう、この気持ちは。これが俺の結論だよ、じゅんき。俺らはただの、友達だ。
おにや「でもよしき、俺たち勝ってるんだぜ」
……その優しさが俺には辛いよ。いい、いいんだ。お前は、はんじょうが好きなんだろ?
痛いくらい分かるんだよ、同じ通話にいてるだけで。互いに惚れあってるのが。お似合いだよ。本当に……
目の前でおにやとはんじょうの会話が繰り広げられる。
ああ、ダメだ。上手く笑えねぇや。
よしなま「つれぇなぁ……」
貼り付けたような乾いた笑いを含みながら言葉が零れた。
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