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目次
詩集08 ことばあわせ
仲仁へび（旧：離久）
第1話 水平移動の詩
す す す
すっ すっ すっ
すすすっ
すすっ すすっ
あっちからこっち
そっちからこっち
どっちからどっち
物が勝手に動いていく
目覚まし時計に 眼鏡に リモコンに
部屋の中の者が 水平移動
触ってないのにおかしいね
近づいていないのにおかしいね
風もないのにおかしいね
あっちも
こっちも
そっちも
どっちも
まるで大人しくはしててくれないよ
「ストーリー」
この部屋、幽霊でも住んでるのかな。
知らない間に物が動いてるんだ。
子供は面白がってるけど、僕達は気味がわるいよ。
引っ越し考えた方がいいかな。
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