第2話 春の日

王様、兵士長は長らく子供がいませんでしたが、ある年に子供が生まれました。

王様の子は美しくこの国一番の賢者になるだろうと人々は言いました。兵士長の子は大きくこの国一番の戦士になるだろうと人々は言いました。

二人は一緒に育ちいつも一緒にいました。ある春の日二人が森で遊んでいるとき狼が現れました。狼は二人の2倍くらいの大きさがありました。狼は冬を越す間食べてなくて飢えていました。狼はよだれを垂らして二人に近づき飛びかかりました。

兵士長の子供はとっさに狼に大声を出しながら立ち向かいました。狼は顔に噛みつきました。それでも兵士長の子供は大声を出し続けました。あまりの声の大きさに狼は逃げていきました。王様の子供は兵士長の子供に「ありがとう」と言いました。

その時、兵士長の子供はこの人を守って幸せにしたいと思いました。

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