呪われているし記憶喪失だし兵器ですが辺境で過ごしてます
泳げないペンギン 木槌
色彩、目を覚ます
第Ⅰ話 緑の血 上 ???side
「『緑の血』って聞いたことあるか?」
まさによく物語に描かれるような
見た目の冒険者ギルドで男は言う。
いつもは賑わっているはずなのだが、
今日はざっとみても
冒険者は6人ほどしかいない。
そんな珍しく静かなギルド内で噂好きの友人が珍しく真面目な顔をして言った。
「はぁ?緑の血?ばか言えこの世の生き物全ては赤い血が流れてるのは常識だろうが」
「それがよぅ。この前どっかの辺境の街で騒がれてたんだがな、その街の中心を突っ切る道で上と下で真っ二つにされた人のご遺体がいくつも転がっていてその真ん中に緑の血にまみれた異形の死体が転がっていたんだとよ」
「面白い怪談だな。いつもよりも断然面白い創作怪談じゃないか」
「ちげぇよ!まぁお前も気をつけろよ、お前は冒険者じゃぁなくて文官だからそんな気にすることはないだろうがな」
そういうと友人はクエストを受けて出て行ってしまった。
「『緑の血』ねぇ」
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