第38話 1.ルイ・ロペスの「パイプ物語3」
第四章 形から始める「文豪気分」、この章の目的は「異文化の融合」もしくは交流だ。
ルイ・ロペスの「パイプ物語3」が、読書や執筆などの文学にあまり興味が無かったパイプスモーカーの、サイトに立ち寄る切っ掛けになればと考えております。
ついては、以前インターネットで掲載していたシリーズ名を、フラッグとして持ってきた事を、あらかじめお断りさせて戴きます。
また、この章の目的が「異文化の融合」ですので、パイプ喫煙が創作の小道具として、役立つ事を願っております。
「ルイ・ロペスのパイプ物語」
当時使用していたハンドルネーム、「ルイ・ロペス」の由来から。
インターネット草創期、お気に入りだったホンジュラスの安葉巻(ショートフィラー)、その名前が「ルイ・ロペス」だった。
「ルイ・ロペスは、16世紀のスペインのカトリック司祭であり、チェスの名プレイヤー。
現在は、チェスのオープニングとして有名である。」
時代は1995年、日本のインターネット元年。
次々と開設され始めた個人のホームページ、その中に葉巻のサイトが幾つかアップされた。
そこから特殊喫煙のブームが起き、全国のタバコ屋も次々とホームページを開く事となる。
そんな最中(さなか)、安くても美味しい葉巻が次々と現れる事となり、ホンジュラス産の葉巻が頭角を現す。
その中でも最も安価で、サイズも手頃だったのが「ルイ・ロペス」だった。
もっともショートフィラーなので、ロングフィラーのプレミアムシガーに比べると、格は落ちるがその分価格は手頃になる。
それでも機械巻きではなく、オール・ハンドメイド。
葉巻用語(スペイン語)では、「トータリメンテ・ア・マノ」だった記憶はある。
話題がハンドルネームから葉巻に逸れたので戻そう。
当時、葉巻関連のサイトが次々と立ち上がる中、同じ特殊喫煙であるパイプ喫煙のホームページは大きく出遅れていた。
これは、葉巻とパイプの文化が違う事に起因するが、この辺りの事情は後ほど、「不確定性原理」で解説する事として話を進めよう。
そんな、遅々として進まないパイプ喫煙サイトに業を煮やし、当時最もホームページに力を入れていたタバコ屋と組んで、連載企画を立ち上げた。
これが「ルイ・ロペスのパイプ物語」の成り立ちである。
月2回の更新で、ハウ・ツー物とティスティング(煙草レビュー)を交互に掲載し、2001年4月の開始から2005年9月まで。
その後「ティスティングノート」に場を移して2006年3月から3年程連載した。
しかし、練習を兼ねた企画だった事もあり、今読み直すと「ヘッタクソな文章」である。
今でも大して変わりはないが・・・・・・
頭にある言葉を殴り書きすると、「おかしな英文法」的な言葉の並びになる。
今となっては、文章を書く時間より推敲に時間を取られるのが現状だ。
どうやら日本語は、口語体と筆記体との間に、大きな隔たりがあるのだろう。
まあ文章の下手さ加減はともかく、しばらくはパイプ喫煙の話題にお付き合いの程を。
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