第17話 最期の審判 第一部

さて、いよいよ「最後の審判」解読の本編に突入するが、まずは過去の検証から。


最初の予言の執筆から一ヶ月もせずして、設計の予言者は最初の「最期の審判」を執筆する。


キーワードの70年を加味すると2020年1月20日になる。


ちなみにこの1月20日は、「広東省でコロナウィルスの人から人への感染が、始めて確認された日」である。


また、コロナウィスルの押さえ込みにもっとも成功した国、台湾においてコロナウィスルスの対策本部が設置されたのも、この2020年1月20日となる。

台湾は同21日、武漢への海外渡航レベルを3(渡航中止勧告)に引き上げている。


このように、過去の事象と執筆年月日を検証すると、新型コロナのパンデミックこそが、「最後の審判」の事を現していると推測できる。


では早速「最期の審判」第一部に書かれている、予言の要約をして行こう。


設計の予言者は、まず「これは私個人の見解ではなく、まったく霊感によるものだ」と前置きをしてから、「最期の審判がいついかなる形で現れるか、いよいよ時期切迫の折りから、その片鱗をここに発表する。」と書いている。


本編には「ノアの箱船」の説明が書かれていると共に、「最後の審判」は間違いなく訪れる事が記されている。

根拠としては、ユダヤ系三宗教の予言なので間違いは無いとの事だ。


これについては場末の予言屋としても、「前提 宗教の時代」で言及した「宗教の選択が可能な国家の、約9割が信じている予言」である以上、「最後の審判」が来る事を前提とした方が無難だと考える。


まあぶっちゃけ、「赤信号、みんなで渡れば怖くない。」的な安心感がある事だけは確かである。


これに対し、近代日本の予言体系もこのユダヤ系の予言を前提とし、アンチテーゼとして現れた。


その結果、行われたのが「二十二年の計画の延期」だ。


あまりまとまってはいないが、「最後の審判」最初の予言は、開始の時期を示すと共に、宗教的な位置づけを明らかにしている。


さらに、ここから肝心だが、「最後の審判」を乗り越える為のヒントも開示している。

分かりやすい一文が、最後に記されているので紹介しておこう。


「これこそ空前の変異でなくてはならない。

といっても危機は悪に対してのみ表れ、善には危機はない事を知らねばならない。

この文を無信仰者に提供するのである。」


まあ、宗教臭い事この上ないが、この理由は後ほど「2030年の分岐点問題」と、財政確保の手段である「負の経費 削減」の所で解説して行こう。

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