21.異邦人という問題
迷宮の9層。
下調べで目的となるボスの居場所は最初からわかっていたらしく、スノウは迷いなくボスのエリアまで足を進めていく。
徐々に回廊は光を失っていき、足場が悪くなっていく。
洞窟のようなゴツゴツとした岩の道を進みながら、僕は事前に共有しあった情報を思い返す。
ボスの名前はレギオン・バット。
聞けば、まず巨大なコウモリが複数で出てくるらしい。そして、そのどれもが感覚を共有していて、一体に致命傷を与えても他のコウモリと結合して修復するとのことだ。
暗闇の中、いかに光を絶やさず複数のモンスターを対処できるかが重要になるだろう。
ただ、正直なところ、僕の魔法《ディメンション》があれば余裕のボスだ。
単純に暗いというだけでは、僕の空間把握能力を阻害しないので問題がない。場合によっては、僕一人だけで倒すことも考えている。
そんなことを考えていると、前方のスノウとエルナが急に立ち止まった。
「どうかしました?」
獣人と竜人の二人が立ち止まったことから、二人の鋭敏な感覚器官が何かを感じたのだろう。僕は魔法《ディメンション》を強めながら、先頭のスノウに近づく。
「……誰かが戦っていますね。おそらくは、私たちのターゲットと」
スノウは小さな声で答える。
レギオン・バットと先に交戦している人がいるようだ。
迷宮なのだから、そういった事態もあるだろう。
こういった場合は、よほどのことがない限り先着順である。探索者同士での諍いは御法度なので、ここで割り込むのは得策でない。
「ええと、姉様……。こういう場合はどうするんですか?」
「……まずは確認しますわ。普通の探索者ならば、お金でドロップアイテムを買い取ります。学院の他パーティーでしたら、状況によって対応しましょう」
ヘルヴィルシャイン姉弟が話し合う。
……しかし、お金で買い取るのが有りならば、僕から買い取って欲しいと思ってしまう。だが、護衛として話を引き受けた以上、その案は諦める。フランリューレの表情を見る限り、買取が本意でないこともわかる。
僕たちは周囲を警戒しながら、戦場に近づいていく。
あたりは完全な暗闇となり、各自の手に持った灯りだけが頼りとなる。
慎重に岩の道を進み、いくつかの角を曲がり――その先に待っていたのは炎だった。
地面から炎が燃え盛り、それを光源としてレギオン・バットと交戦している一団がいる。
鼻につく臭いから、油に火をつけているとわかる。その消えない明かりの中、剣と魔法が飛び交っている。
「あれは、エルトラリュー学院の生徒……?」
ライナー君が呟く。
どうやら、学院の知り合いたちのようだ。
「先を越されたようですわね……」
「えーっと、姉様。襲わないでくださいよ?」
「襲いませんわよ!」
姉弟の様子から、一位通過の芽がなくなったのがわかる。
ボスモンスターがやられてしまえば、同じボスモンスターが出現するまで時間がかかる。迷宮が生態系を作り直し、ボスとその眷属が生まれるまでの間、僕たちは待つしかなくなるからだ。
「ありゃー、私たち以外にもここまで辿り着いているパーティーがあったんですねぇー。仕方がないですねー、ここは彼らのボス攻略を眺めていましょう。一位は得られませんが、安全は得られますよぉー」
後ろからエルナは姉弟に助言をする。
確かに、このまま彼らのボス攻略を眺めることは、僕らのボス攻略の危険の緩和に繋がる。レギオン・バットの規則性や癖を見抜いてしまえば、戦闘を有利に進められるだろう。
「そうですわね。残念ですが、今回は二番手に甘んじることにしましょう……。エルナ、スノウさん、あなたちならここからでも見えますね」
「見えますよぉー」
「……余裕」
視力2.0の僕でも、戦闘の細かな動きまでは見えない。
だが、エルナとスノウさんは戦況を鮮明に把握できているようだ。種族補正はこういうところでも大きく働いているように見える。
「これ以上は近づけませんから、ここは二人に任せますわ。後ほど情報の共有を行って、万全の状態でレギオン・バットに挑みましょう。……さて、キリスト様はわたくしとこちらへ」
「あ。僕も見えますから、見てます」
「見えますの!? さ、流石はキリスト様ですわ……」
僕は魔法《ディメンション》を戦場のほうに広げ、情報を拾っていく。
いままで、他人の戦闘をじっくりと見る機会がなかったので参考にしたいという気持ちが大きい。あと、ここでこの姉弟とお喋りするのは嫌というのもあった。
意識を割っていくイメージで、魔力で構築された感覚器官が戦場に満ちていく。
それと並列して、自分の周囲に対する警戒も怠らない。この数日で魔法の扱いも、随分と成長してきた。
回廊の奥。
火炎のライトに照らされたステージで、レギオン・バットは四匹に分裂し舞っていた。
形状はシンプルに巨大なコウモリだったが、中には大きく身体を損失しているにもかかわらず、元気に飛び回っている固体もある。少しの攻撃ではびくともしない、耐久力のあるボスだということがわかる。
【モンスター】レギオン・バット:ランク12
それに対して、僕と同じくらいの年齢の人間が四人。
こちらのフレンリューレパーティーとは印象の違う四人組だ。
内二人はフランリューレ達と同じ制服を着ており、他二人はみすぼらしい服に簡素な防具がつけられている程度。立ち回りを見る限り、立派な制服を着ているものが指令を出し、みすぼらしい服の者が前衛をやっている。
彼らのバランスはとても良い。
こっちと比べたら雲泥の差だ。
泣けてくるほど、素晴らしい。
個々のレベルが高いとは言えないが、全員が自分の役割を理解してそれに徹している。前衛二人は敵の注意を引き付け盾になり、後衛の一人が全体の援護、最後の一人が詠唱の長い魔法を狙っている。
いますぐこっちの四人とチェンジしたいほどに、パーフェクトな立ち回りだった。
その隙のない連携によって、レギオン・バットたちは詠唱の長い魔法を許してしまう。巨大な火球が生まれ、足止めをされていたレギオン・バットの一匹に直撃した。
半身を失ったその一匹は力を失い地面に落ちる。
四人は突破口が開いたと顔を綻ばせた。
前衛の二人は残った三匹を強気に攻め、さらなる魔法を放とうと後衛も詠唱を始める。
「……っ!」
僕は息を呑む。
遠くから俯瞰的に見ているからわかる。それは悪手だ。
半身を失った一匹は光となって消えたわけではない。それなのに、彼らはそれを倒したものとして意識から外してしまっている。
そして、その悪手は、予想通りにすぐ形勢を悪化させた。
前衛の一人が半身を失った一匹に背後から噛み付かれる。
いままで四対四で保たれていた均衡が崩れた。それを助けるために他三人は動き、どうにか噛み付かれた前衛を助け出すものの、開かれたと思われた突破口は完全に閉ざされてしまう。
致命傷とまでは言わない。
けれど、噛み付かれた彼は重傷だ。
ここはすぐにでも撤退戦に切り替えるべきだと思う。けれど、リーダー格の人間はそれを行おうとしなかった。それどころか、重症の彼を前衛として使い続けている。
負傷した数は一対一だから問題ないという見方もあるかもしれない。
依然として勝機はあるから戦闘続行という意味もわかる。
でも、それは計算上の話だ。
このままだと、血の止まらない彼は……。
死んでしまう……。
大人でない人間が死んでいくのを見るのは、心に負担がかかる。
それも、僕には助ける力があって、このままだと見殺す形になるというのが最悪だ。
何度も起こるようならば、子供であろうとも見切りをつけないといけないことは理性でわかっている。だが、未熟な僕の精神はそれを許さない。元の世界の道徳観が、まだ息をしていた。
「……すみません。ちょっと、僕助けてきます」
「お兄さん、それは困るなぁー」
だが、間髪入れずにエルナさんが僕を止めた。
「なんで、止めるんです? 一人、死にそうじゃないですか」
「あれは必要経費だよぉー。あっちのリーダーもそうしているだろー? あの奴隷は、そのために連れてこられたんだから、ここで手を出すのはまずいんだなぁー」
エルナは死にそうになっている人を奴隷と言った。
確かに、みすぼらしい格好で最低限の装備しか与えられていない。よく見れば首輪がつけられていて、奴隷ということには納得できる。
けれど、現代を生きてきた相川渦波には関係のない話だ。
奴隷だろうが何だろうが、生きている人間の一人にしか見えない。それどころか、奴隷という立場のせいで自分の意思に反して死にかけているのならば、より一層と助けたい気持ちが増すだけである。
「……それでも、見殺しにはできません」
「えぇえ……? でも、こっちはお兄さんを護衛で雇っているんだから、言うことを聞いて欲しいなぁーっとか思っちゃうなー」
「契約内容は、あなたたちを守ることです。それは絶対に守ります。けど、他の人を守っていはいけないとは聞いていません。……僕が我がままを言っているのはわかります。もし許されないなら契約破棄でかまいません。お金もいりません。それでも、彼を助けたいんです……」
僕は自分でもわからないほど、必死に言葉を紡いでいた。
なぜか、脳裏に腕を斬り飛ばされるディアが浮かぶ。
その光景が僕の心臓を速め、額に汗を流させる。
「どうしましたの……? キリスト様、エルナ」
僕とエルナの口論に気づいたフランリューレが後ろから近づいてきた。
「フランー。奴隷が死にそうだから助けたいって、お兄さんが言うんだよぉー」
「はぁ、奴隷を? キリスト様。なぜ、そんなことを?」
フランリューレは心の底から不思議そうだった。
奴隷が死ぬ。
それを助けたい。
なんで?
本当にわからないといった顔をしている。
そこには善意も悪意もなかった。
奴隷は助けないことが当然だという常識しかない。
フランリューレの真っ直ぐな瞳。その正直な疑念。
まるで、おかしいのは僕かと思わされてしまう。
こっちの心が不安定になる。
それは価値観が侵食され、自分が自分でなくなるような――
駄目だ。
それは許されない。
これ以上の動揺は、スキル『???』が発動してしまう。
しっかりと僕は自分を保ち、感情を言葉に変えていく。
「……見ていられないからです」
いまはこんなくだらない答えでいいだろう。
原因が世界間の価値観差なのは明確だ。
ここで議論する必要はない。
自分の意思を保つことだけを考えて、動く。
「キ、キリスト様? 死にそうなのは奴隷という話ですわ。それを――」
「すみません。行ってきます」
僕はフランリューレの言葉を最後まで聞かず、走り出した。
◆◆◆◆◆
「――魔法《ディメンション・
やることはフランリューレたちを助けたときと同じだ。
「お手伝いします! 敵意はありません!」
まず僕は叫びながら戦場の真ん中に躍り出た。レギオン・バットの目を引くために、わざと目立つ乱入方法を選択したのだ。
唐突な第三者の乱入に驚いたパーティーは状況を把握するために後退し、モンスターであるレギオン・バットは一番前にいる僕に襲い掛かり始める。
迫り来るコウモリの巨体が四方から近づいてくる。
巨体たちの隙間を見つけ、するりと四匹をかわす。それと同時に、僕はすれ違い様に一匹の羽腕を斬り落とした。
一匹は地面に落ちたものの、その一匹はすぐに斬りおとされた羽腕に近づき、それを結合しなおすことで損失箇所を修復しようとする。その間にも他のコウモリたちは僕に容赦なく襲い掛かってくるため、それを止めることができない。
『アレイス家の宝剣』はコウモリの身体を抵抗なく切り裂いていく。
敵はランク12のモンスターだが、まだまだ僕の攻撃力は通用するようだ。技量によって攻撃力を増加する『アレイス家の宝剣』の効果もあるのだろう。
しかし、切りがない。
斬っても斬っても身体をつなげ合わせてくるため、ティーダ戦のときのように敵を凍らせようかと思案する。
そこで、鈍く光る石のようなものを一匹の身体の中から僕は見つけた。
「……っ!!」
すぐに、その一匹に僕は集中攻撃を行い、細切れにしていく。
そして、鈍く光る石が宙に放り出され、それを僕は剣で割った。
コウモリたちは瞬く間に形状が崩れていき、最後には光となって消えていく。どうやら、ゲームの定番通りのボスだったようだ。弱点を突けば、あっけなく倒すことができた。
「……ふぅ」
鈍く光る石も光となり、その光が再構築され、別の魔石となる。
これがレギオン・バットのドロップアイテムにあたるのだろう。それを僕は拾って、交戦していた四人に目を向ける。
「すみません。苦戦していたようなので手を出しました」
僕は謝罪と共に、剣を鞘に入れる。
制服を着た青年が一歩前に出て、僕に答えようとする。
だが、距離は遠く、まだ警戒は解いていない。
「……腕の立つ探索者とお見受けする。助力してくれたことには感謝するが、実際のところ、私たちには必要なかったものだ。交渉もおざなりに敵を盗られては、私たちも納得がいかないのだが?」
青年は場合によっては僕との交戦さえも覚悟しているように見えた。
油断なく剣を持ち、その目は僕の持つ魔石に向かっている。
すぐに僕は青年が必要としているであろう魔石を、彼に向かって放り投げた。
青年は驚いた様子で、それを受け止める。
「それは申し訳ありませんでした。重症を負った方がいたので、すぐにでも治療が必要だと思い……つい飛び込んでしまいました。落ち度は僕にあるようなので、魔石はお渡しします」
「む……。私たちの目的はこの魔石だ。これを頂いた以上、私たちからは何の異論もない。感謝が残るだけだ。改めて礼を言おう」
青年たちは僕には敵意がないことを信用したのか、それぞれが武器を収めていく。
「ええ、よかったです。そこの方を早く治療してあげてください」
「ああ、こちらの奴隷を労わっていただき感謝する。が、こちらの回復手段も少ないので、彼の治療は後回しになると思う」
そう言って青年は下がり、治療のための薬を奴隷にではなく制服の二人だけに使い始める。
当たり前のように奴隷を使い捨てようとするのを見て、僕は唖然とする。
そのまま、奴隷の治療をすることなく四人は僕に礼をして、ここから去るために歩き出す。
彼らの歩く後に奴隷の血がしたたり落ちていくのを見て、僕は我慢できず声をあげる。
「――ま、待って下さい!」
四人は振り返り、話が終わったにもかかわらず声をかけてきた僕を警戒する。
僕は迷う。
ここで僕が無理強いすれば奴隷は傷を癒すことはできるだろう。
けれど、それは一時的なものにしか思えない。フランリューレや青年たちの対応を見る限り、この奴隷はこれからも今日のような扱いを受け続けるのは間違いない。遠くない未来、理不尽な死が待っているのがよくわかった。
ここで、奴隷を助けることには意味はない――のに。
僕は腰の袋に手を入れて、『持ち物』からアイテムを取り出す。
そして、それを男たちに放り投げた。
「安物ですが、回復の薬です。せっかく助けるために割り込んだのに、このままじゃ寝覚めが悪いので……」
「……感謝する」
回復薬を受け取った男は僕の意思を察したのか、すぐに奴隷たちへ回復薬を使った。薬草を煎じた粉が奴隷の傷に塗りつけられ、血が止まっていくのが見える。
……ほっと息をつく。
そして、馬鹿なことをしていると自分を笑いたくもなった。
次に、自己満足のための偽善はこんなにも気分が悪いものなのかと苦しくもなった。
四人が10層に下りる階段のほうに去っていくのを見届け、僕はフランリューレたちが居る方向に目を向ける。
事が終わったのを把握したであろう四人が、こちらに近づいてくる。
先頭をフランリューレが歩き、最初に声をかけてくる。
「キリスト様……。なぜ、奴隷をあそこまで……?」
最後に回復薬を譲ったのも見ていたのだろう。
心の底から疑問を抱いているのがわかった。
「特に理由はないです。すみません、勝手なことをしました」
考えを交わすことに意味はないと感じた。
だから、ただ僕は謝った。
「そ、そうですの……。えっと……」
フランリューレは僕が本心を言っていないことを感じているのだろう。そのため、僕にどんな言葉をかければいいのかわからないようだ。
それを見かねたエルナが間に入ってくる。
「お兄さんー! もー、勝手な真似は困りますよぉー。本来ならアウトな行動ですが、私らもそんな厳しい契約をしているつもりじゃないから、何も言いませんよー。その代わり、次のレギオン・バット戦は、いまみたいに格好良く倒してもらいたいかなぁー?」
エルナが軽い冗談で、空気を和ませようとしているのがわかる。
それを察したライナー君も乗っかっていく。
「そうですよ、キリストさん。あなたのせいで二位通過が確定しちゃったんですから、レギオン・バット戦はあなた一人でやってもらいたいくらいです」
「ライナー! それは絶対に許しませんわよ!」
いまのはライナー君なりの冗談だったのだろうが、それをフランリューレは真に受けて本気でライナーを叱責し始める。
すぐにライナー君は冗談だといって笑い、場の空気は軽くなっていく。
気を遣われている。
人助けをしたのに、気を遣われている。
まるで、いまの人助けが間違いだったかのような扱い。
その事実に、僕は諦観することしかできず、苦笑する。
「ははは、すみません。次の戦いは頑張らせて貰いますから、許してください」
軽くなった空気に僕も協力する。
僕が笑っているのを見て、フランリューレは表情を明るくして僕に近づいてくる。
そして、先ほどのことはなかったことのように、趣味や特技などの話をし始める。
エルナさんは、まだ試験は終わっていないと笑いながらフランリューレを注意する。その後、次のレギオン・バットが出現する周期や、それまでの行動を話し合い始めることになった。
話を聞く限り、迷宮が生態系を構築し直す時間を彼女たちは把握しているようだ。
こういった迷宮に関する座学では、学生である彼女らに全く敵わない。聞きかじった程度の知識しか僕にはないので、彼女らの指示に従うことにする。
二時間もすれば迷宮の魔力がモンスターに変質するらしいので、それまで近くの『正道』で時間を潰すことが決定した。
僕たちはボスエリアから離れるために歩き出す。
その間も、談笑を交え合い、
――ふと、僕は後ろを見やる。
迷宮の回廊には奴隷の落とした血が残っていた。
無心で歩く。
まずはこのパーティーと早く別れることが先決だ。
それまでは心を揺らさず、課題を終わらせることだけを考えよう。
そう心に決めて、僕は回廊の闇を睨みながら歩き続けた。
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