とまとのくによ、ありがとう
きつねのなにか
おぼえてる
うまくいかないこともある。
それでもおれはおぼえてる
くるしいみちしかないこともある
それでもおれはおぼえてる
いとしいひとといっしょにねる
そんなこともおれはおぼえてる
とまとをおいしくたべるとき
それもおれはおぼえてる
かわいいどうぶつがむかえにくる
それはおれもわらってみてる
どうにもならないときだって
おれはとにかくおぼえてる
ひとがこのよからきえさるとき
それはきおくきろくがかんぜんになくなるとき
だからおれはおぼえてる
うれしいことやたのしいこと
しあわせなことはおぼえない
だってひとりじめしたほうがいいじゃんさ
もしくはいとしいひとときょうゆうさ
さいごまでまっとうするのはつらいけど
まっとうできるよあなたなら
おれはとにかくおぼえてる
とまとのくにからありがとう
とまとのくによ、ありがとう きつねのなにか @nekononanika
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます