第144話144「洗脳魔法完成」
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「異世界ハズレモノ英雄譚〜無能ステータスと言われた俺が、ざまぁ見せつけながらのし上がっていくってよ!〜」
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「じゃあ、まずは⋯⋯⋯⋯『仮初めの記憶』から作っていくか」
いよいよ、『本来の記憶』の上に重ねる『疑似的な記憶』⋯⋯『仮初めの記憶』を魔法で作る作業に入る。
そこで、俺はその『仮初めの記憶を作る』というイメージを、『闇属性魔法』で作るということもあったので『黒色の粘土のイメージ』にする。
ちなみに、実験をする際ソフィア室長から「実験が必要な場合、ボクが最初に
具体的には、俺が『
俺の『イメージと暗示』が詰まった『仮初めの記憶』が出来上がると、それを『黒い粘土』へ保存。そして、それを『大脳皮質』『海馬』両方の箱の中の記憶の
「これで⋯⋯どうだ?」
そうして、俺の脳内で『洗脳魔法のイメージ(仮)』が完成した。
「そうだ。魔法名⋯⋯どうしよう?」
俺は、うんうん考えた末、『
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一通り、『洗脳魔法っぽいもの』が完成したことをソフィア室長に報告すると、被せ気味に『よし! では早速ワシにかけてくれっ!』と言ってきた。
「わ、わかりました。⋯⋯ちなみに魔法が成功すれば『
「うむ。それでよいと思うぞ」
「わかりました」
カイトとソフィア室長が『洗脳魔法実験の準備』をする横では、マイルズ、シーファ、セイラが心配そうな顔で二人を見つめている。そんな三人にカイトは、
「大丈夫。もし、何か
「あ、ああ、わかった⋯⋯」
「頑張ってください、カイト君、室長⋯⋯」
「何か必要があれば言ってよね!」
「ああ、わかった」
最後に声をかけたセイラに返事をした俺は、一度深呼吸をしてリラックスする。
「それでは行きますね、ソフィア室長」
「うむ!」
そう言って、俺は両掌をソフィア室長の頭のほうへ向けながら、
「闇属性魔法⋯⋯『
魔法を発動した。すると、
パシーン!
「っ!?」
俺の両掌から『白い光』が飛び出し、ソフィア室長の頭部分に当たる。すると、一瞬、ソフィア室長の体が
「ど、どうですか、ソフィア室長⋯⋯」
「うん? 何が起きたんだい、カイト君?」
「あれ?」
ソフィア室長に魔法効果を尋ねたが、ソフィア室長自身は「特に何も起こっていないぞ?」というような反応。⋯⋯あれ、失敗?
「ん? なんだね、君たちは?」
「え?」
「は?」
「はい?」
お? ソフィア室長が三人を見て『知らない素振り』を見せた!
成功だ!
俺は、ソフィア室長の反応を見て、洗脳魔法として作った闇属性魔法『
「ここは『
おや? な、なんか、ソフィア室長の
気のせいか、やたらと
ズワァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァっ!!!!!!!!!
「っ!?」
ソフィア室長が魔力を
い、いやいやいやいや! ソフィア室長って『敵認定した相手』にはこんな攻撃的になるのぉぉぉ〜〜〜っ!!!!
ソフィア室長の意外な一面⋯⋯⋯⋯というより、
「「「きゃあああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!!」」」
「ま、まずいっ!!!!」
ガシィィィィィィィィィィィィィィィンっ!!!!!!
ソフィア室長が魔法を発動するタイミングですぐに間に入った俺は、ソフィア室長の魔法と同じ『属性と威力』を瞬時に判断し、それを自分の両掌に作り出すと、そのままソフィア室長の魔法攻撃に合わせて『相殺』させた。
「む? 何をする、カイト・シュタイナー?」
「せ、成功です、ソフィア室長!」
「成功?」
その後、ソフィア室長にかけた『
「「「こ、殺される⋯⋯かと⋯⋯思った(思いました)」」」
その後、マイルズ、シーファ、セイラの三人から「思わぬ
ま、まあ、何はともあれ⋯⋯⋯⋯『洗脳魔法』となる闇属性魔法『
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