第17話- みかん
実家から季節のミカンが届きもうそんな時季なのか、とボンヤリ考えた。
浮かんできたのは千両みかんの落語、ミカン一つに千両出す話だ。
自分の親もそうかなあ、と同時に自分ならどうするだろう、とまた考え込んだ。
とりあえず元気だと、電話をかけた。
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