第4話- 胡麻豆腐
昨日から台所でバタバタしている彼女、今日は僕の母の誕生日で、家に招待してご馳走したいと張り切っているのだ。
「お義母さんも、胡麻豆腐、好き?」
出てきた茶碗蒸しのような、失敗したプリンの様な物を見て、
「いやあ、好きじゃないかも」
としか僕は答えられなかったが、味は胡麻豆腐だった。
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