第3話

ある日、2段ベットの上の階で寝てた次男が、

「ちょっとアコで寝れん」

と、床に布団敷いて寝るようになった。


いつも真っ暗にして寝てたのに、明かりがついてないと駄目になったし、

家に、家族がいないと、寝れなくなった。


何があっても動じず、ひょうひょうとしていたのに、な。



でも…さぁ、


………そりゃあ、……そうだよねぇ。


だって、ユーレイさんの通り道っぽくて、

息子の部屋を横切って、ベランダから外に出て行ったりしてたし。

寝てる時、次男の顔覗き込んで、ジーと見てたりしてたし。


あれ?

でも、次男って、

霊感も無いから、ユーレイ見れなかったよね?


あれ?

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