第3話 仮入部?!

学校が始まると、先輩たちが朝から昼休み、そして放課後まで部活の勧誘をしていた。


わたしは小学校の頃からしていた陸上でもやろうかな~とも思いながら


友達と色んな部活を見学に行くことにした。


ある部活は先輩が死ぬほど性格が悪そうだった(ごめんね先輩)

ある部活は人数不足で勧誘に必死だった

ある部活は全国レベルのためか先生にしごかれていた


ちなみに私の本命だった陸上部は

新入部員(私の同期となる子達)がバチバチしていた。


入るのを辞めた。



何部に入ろうか迷ったが

特に何も思い浮かばず今日は帰ることにした


帰る途中、サッカー部が使っているグラウンドの横を通った



するとめちゃくちゃデカい声で


「アオさん!!!!!!!!」と叫んでる奴がいた


第一、わたしはサッカー部に友達なんていないし

あおって名前ならどこにでも居るだろ、そんくらいの理由から他の人だろうと思っていたため


華麗にスルーした。



するともう一度デカい声で


「七瀬 アオさん!!!!!!」と3名に叫ばれた。



振り向くとそこに居たのは_____





いや、誰だよお前ら!!!!!知らねえ、、



本気で心当たりのなかった私は頭にハテナを浮かべ


デカい声で叫ばれた注目を浴びたのが嫌だったことから


めちゃくちゃ引きつった顔で「わ、わたし?」


と今にも帰りてーと思いながら言った。


「あの、サッカー部のマネージャーやりませんか?」

「マネージャーやってください!」

「お願いします!!!!」


またもやデカい声で叫ばれた。

こいつら少しは静かに話せねーのかよ!


と心の中でツッコミながら


「やりませーーん!」とだけ言って


さっさと校外に逃げたのであった。


その日の夜、

「今日は叫んですみませんでした。笑」


と先日もメッセージを送ってきた

サッカー部(仮)くらいの男またメッセージが来た


ああ、コイツか。


めんどくさかったため、「はーい!」とだけ返してあとは放置した。



名前に特に心当たりも無かったが、

あの顔どこかで見たような気がするようなしないような、、、?


まあ。そんなことどうでもいいか。

そうも思いながら寝ることにした。

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