笑った

 ある日、弟と話していた時のことだ。その弟は小学二年生。僕の読んでいる本に興味があったのか、それともまた暇だから構って欲しいのか

「なに読んでんの?」

としきりと聞いてくる。面倒くさかった僕は「ケーキ食べたいなぁって話。」

とテキトーに自分の願望を言った。すると例によって

「なんで?」

と聞いてくるので

「考えてみて」

と流したところ

うーーん………と悩み、顔を上げるとー



「ロウソクが余ってたから?」



ブッーーーーー

 思わず吹き出す男がそこにはいた。


 弟よ小2の分際で悲しいことを言うな。めちゃくちゃツボってしまったではないか。

 おおぎりのセンスを感じさせる1コマだった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る