03 写真と小説とへの応援コメント
> そこには、牛が砂丘の中を佇み、歩き、走り、昂ぶり、角を突き出し、吠えるように口を開けている姿があった。
背景になっている砂丘のモノトーンと相まって、牛は、見る者に見えざるキャプションを与えられているように注目され、集中され、ひるがえって、牛――主役を切り出すがごとく強調し自らは背景に徹している砂丘の凄さも、私には感じられた。
植田さんが撮った何枚もの写真。それらがありありと浮かんできます。
ただ画像・映像を落とし込むだけではなく、読む者の想像力と感情を刺激する。それが小説の文章だと改めて感じ入りましたm(_ _)m
作者からの返信
植田さんの写真ってホントに味があって凄いんですよ^^;
何とかその辺をテキストで表現できないかなぁと思って、四苦八苦して書きました。
……そうですね、小説の場合ですと、読む方の頭と心に訴えかけることができるのが強みだと思います。
逆に言うと、じゃあどう訴えかけるのか……が悩みどころですね^^;
ありがとうございました!
01 昭和二十一年、長月にへの応援コメント
主人公の「西域」への憧れ、わかります^^ (一応自分もそれで書いてるし……)
で、「戦争で大陸へ渡るも病気で除隊」という経歴に覚えがあったので念のためググってみると……
ああ、やはりあの方でしたか。ページ右側の4話目サブタイにもありますが、「西域の小説家」といえば、ねえ(笑)
ゆっくり楽しませていただきます!
なにやらカメラマンが来ないというトラブルが起きているようですが、大丈夫なんでしょうか(笑)
作者からの返信
何というか、ある種のロマンというか、郷愁といってもいいくらいの、惹きつける何かがあると思います、西域。
主人公の経歴でググっちゃったんですか?
ネタバレ駄目、絶対!(笑)
……といっても、タグにヒントを置いといたので、そっちで気づかれてしまったかもしれません^^;
そんな西域への憧れを抱きつつ、屈託を持つ「私」。
何やらキャメラマンがどうとかこうとか、変な上司(笑)のせいで、おかしなことになりそうです^^;
ありがとうございました。
05 あとがきへの応援コメント
拝読致しました。
井上靖先生の著作は読んだことはありましたが、植田正治さんの写真は見たことありません。四谷軒様の本作を読んだら、見て見たくなりました!(^^)
全話と通して活き活きとした描写、どこか身近に感じるような活気を感じました。
面白かったです。
ありがとうございました!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
植田正治さんの写真は、ホントに切れ味のある写真だと思います。
たしかネットでも多少は見られたかな、と思います^^;
井上靖先生も植田正治さんも、私が「凄いな」と思っている人なので、この二人を「ぶつける」話を書くことが出来て、楽しかった記憶があります。
実はこの話を書くにあたって「闘牛」を読んでみたんですけど、ホントにワイルドで、「これが『しろばんば』の人が書いた話なの!?」と思ったぐらい凄い(笑)
その活気が、拙作に(多少は)宿ったかもしれません^^;
こちらこそ、ありがとうございました!
編集済
04 西域の小説家への応援コメント
拝読致しました。
ヤスシ先生でした。
自分は敦煌を読んだ経験から、西域の砂漠と言われるとヤスシ先生くらいしか思い付かなかったので、そんなイメージで読んでいたのでしっくりしました。
その葛藤を乗り越えるのは――力業でしたか!(^_^;)
売れる作品のインスピレーションを出会った異種の天才から得て周囲を納得させる。
やはり、書きたいものがある、撮りたいものがある、というのが大切なのかな。
天才同士の化学反応をみられて、面白かったです(*´▽`*)
作者からの返信
イノッチ先生です(笑)
「しろばんば」のような、少年の成長を描いた作品を書いている人が、スパルタンな西域の話を書いている……。
凄いな、と思った記憶があります^^;
リアルのイノッチ先生も、おそらく感覚で「行ける」と思った話を書いているので、その感覚を大事にしたんじゃないかな、と愚考します。
それで、あれほどの文豪ですから、やはりその感覚を大事にして突っ走って行き……という次第です。
……多少は物を書いている身からの、想像といえば想像といえる話でした^^;
ありがとうございました!
03 写真と小説とへの応援コメント
拝読致しました。
ウンコの下り、ネタは下ですが、なんか勢いというか活気があっていいですね。
農村って、確かに下とか上とかでなくて、生命力なんですよね。
樹々も、草も、虫も、もちろん牛だって、すごい力があって。
何となくですが、導入からそんな活力と、そこに生きる人を感じました。
芸術家、と呼ばれる職業は難しいですよね(^^;)
若冲みたいにお金もって隠居して...みたいに皆なれれば良いでしょうが、家庭があり資産は普通で、では踏ん切りがつかないのも当然。
そんな中にあり、夢を断てず心の中でわだかまっている私さん、なにを感じ、どう選択するのか?
その葛藤と結論が楽しみです!(^^)
作者からの返信
植田さんは実際に開拓農村の写真を撮っていて、それを見たりしながら、今回のくだりは書きました。
あとは、私が牧場の近所に住んでいたことがあったので、その辺の経験から^^;
牛って、牛乳だけじゃなくてウンコも出します。
けれども、それが「生きる」っていうのを如実に見せてくれるんだなぁ、と思い、何かこんな風に書きました。
そのあたりを感じてくれて、とても嬉しいです^^;
現代だと、アートとか小説は、こうしてwebで、本業や学業とは別で、余暇でやることができます。
けれども、前の時代だと、そういうわけにもいかず……生業としてやっていくのなら、それ相応のリスクがあったのでしょう。
果たして、「私」と植田さんはどんな話をして、どんな道を行くのか。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
02 砂丘の写真家への応援コメント
拝読致しました。
西域の砂漠のその先に浪漫を見据えているのですね。
そこに何があるのかを知らないで、それでも突き進むために足を踏み込んだ人は、あるいは大航海時代に大洋に乗り込んで行った人たちに比するべき勇気なのかなぁ。
そんな中、体裁を気にして、妻子の意向を気にして、夢の成就を気にして、歩み出せない理性的な私、その対極とも言うべき感性的な植田さん。
私が理性を乗り越えられるのか……?
先の展開が楽しみです(^^)
作者からの返信
「私」の西域への憧れは相当なものだったようです。
だけど新聞記者という立場を捨ててまで、それを書くべきものなのかどうか……。
悩ましいところですね。
一方で植田さんは、地方の商家に生まれ、自分で写真館を作って仕事しながら、写真に打ち込んでいました。
その自由奔放な写真は、今でも魅力あふれるものとして、伝わっています。
果たして、そんな植田さんと「私」の邂逅は……。
ありがとうございました。
01 昭和二十一年、長月にへの応援コメント
拝読致しました。
インターネットと無料サービスに圧され、いまではめっきりと勢いが薄くなった新聞ですが、この当時は花形職業でしたね。
キャメラもこの時代ではまだ貴重品かな?
などと時代を感じてします(^^)
懐かしさを感じさせるよな職業と謎の風物詩、悠久の砂丘がどのように交わっていくのか楽しみです(^▽^)
作者からの返信
この頃の新聞って、スクープで天下を取ってやろうと虎視眈々として、いろいろとギラギラしていた産業だと思います。
今ではインターネットにそういうのがシフトした観がありますね、たしかに^^;
キャメラも……今では誰もが携帯、スマホで撮れる時代ですね(笑)
まあ、でも、朝の連ドラでたまに見られる、ザ・昭和な時代が描きたくなったのです。
そう考えているうちに、作中で「私」と言っている人が、新聞社に勤めていたので、何かこんな雰囲気のお話となりました^^;
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
04 西域の小説家への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
書きたいものを書き、撮りたいものを撮って成功した。なんてなんて羨ましい。
本当は色々あったのでしょうが。
本作の中でも結構トラブル? ありましたし。そういう繋がりがあったんだ、と、びっくりしました。
いいなあ。面白かったです。
作者からの返信
井上靖さんは、あとがきでも述べてますが、実は学生時代から天才っぷりを発揮していたので、そんなにハードルを感じていなかったかもしれません。
一方で植田正治さんは、フツーに写真館を興して営業していて、そのかたわらで写真活動をしていました。
何というか、二人とも「道」へ突き進んでいる感じです。
でも、ストレートに突き進むとドラマにならないので(酷い)、井上さんには葛藤してもらいました(笑)
それで、出会ったかどうかわからない二人ですが^^;、私が勝手に出会ったことにしてもらいました。
だって、二人とも好きな作家であり、写真家ですので(笑)
ありがとうございました。
03 写真と小説とへの応援コメント
こんばんは、四谷軒様。御作を読みました。
牛ww
そりゃ思う通りになんて動かないし、素人がいきなり撮るのは大変。
なんというか、作中がそのまま写真フィルムのような、しっとりとした臨場感を感じました。面白かったです。
作者からの返信
これ、この時、ホントに地方の農業振興の関係で、植田さんが農家とかそういうのを撮っていたことからの発想です。
あと、私が生まれ育ったところに牧場があったので、その辺の思い出で書きました^^;
白黒写真って結構好きなので、それをイメージして書きましたので、「フィルムのような」と言っていただけると、とても嬉しいです。
ありがとうございました。
01 昭和二十一年、長月にへの応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
昭和二十一年って、戦国時代の何年だっけ!?(おひ
大阪があるなら、む、大坂でない?
などと一瞬戸惑いました>▽<
でも読み進めると、こうレトロというか、なんとも味わい深い雰囲気で良かったです。
カメラマンがいないって凄いトラブルw 面白かったです。
作者からの返信
何というか、ずっと「昔」の世界を描いていると、ついふらふらと現代に近い、「ちょっと昔」を描きたくなる……そんな時期に書きました(笑)
あと、古い朝の連ドラ的な世界とか、結構好きなもので^^;
さて、昭和、戦後、大「阪」(笑)のこのお話ですが、美空ひばりとか聞こえてきそうな雰囲気を心がけましたので、「味わい深い」とおっしゃられると、とても嬉しいです。
そしてキャメラマン不在、最初からクライマックスですが(笑)、「私」はどうなってしまうのか^^;
ありがとうございました。
05 あとがきへの応援コメント
四谷軒さま!今回は意外にも現代物でのご寄稿、ありがとうございました。
正直に白状いたします。この力作は、純文学の中では友未の不得手なタイプの作品でした。
四谷軒さまは、やはり人間像に興味をお持ちなのですね?人の姿や生き方にポジティブに共感してアクセスされているように思います。その点が友未自身とは真逆なのかもしれません。戦国物の場合は歴史化済みの他人事として人間ドラマを楽しめるのですが、時代が下って来れば来るほど、また、内容がシリアスであればあるほど、どうも人間嫌いになってしまう友未です。物事が我が身に直結しないように及び腰で身構えてしまうようです。ですから、四谷軒さまは歴史ものを書かれる際も、登場人物たちを、友未よりずっと身近に感じられているのではないかという気がしました。
文章的には目障りにならない程度の小気味良さも感じたのですが、ひとつ、この小説の中で最も印象的で力のこもった「背景になっている砂丘のモノトーンと相まって、牛は、見るものに見えざるキャプションを与えられているように注目され、集中され、ひるがえって、牛――主役を切り出すがごとく強調し自らは背景に徹している砂丘の凄さも、私には感じられた。」には、逆に、風通しの悪さ(言葉のもたつき)を感じました。名文か、さもなければ、悪文かのどちらかです!(わ、何ということを!)また、その直前の文章、「それは、牛が砂丘の中を佇み、歩き、走り、昂ぶり、角を突き出し、吠えるように口を開けている姿があった。」も、「それは」ではじめて、「姿があった」で受けて良いものでしょうか?あるいは「姿であった」のミスなのでしょうか?
すみません。普通は批評的なコメントをお伝えすることはないのですが、四谷軒さまにならと甘えさせて頂きました。お目こぼしのほど。
作者からの返信
こちらこそ、どういたしまして。
実はこちらも白状いたしますと、一人称で小説を書くのが初めてでした。
一人称で書くことに挑戦したいと思っておりまして、それが拙作だったのです。
そして今まで、というか歴史ものは大体が三人称で書いております。
それは、そうしないとマクロの視点で物事を描けないだろうなぁとボンヤリと感じているためです。
でも、この作品においては、「私」の正体も伏せておきたいという意図があり、そういう意味でも、敢えて一人称で書きました。
そのあたりが、「人間像」をクローズアップさせる原因になったのではないかと推察します。
ちなみに三人称の歴史ものの場合(最近、一人称も書いたので、こんな言い方をしています)、私の脳内で役者が劇を演ずるような、ボヤーッとしたイメージがありまして……そういう意味では、役者=登場人物=歴史上の人物を接写しているような感じかと思います。
「名文か、さもなければ悪文か」……何だか凄い言われ様です^^;
いえ、怒っているわけでなく、素直に感歎している次第です。
先述のとおり、一人称で書くというやり方が初めてなもので、暗中模索というか、岩窟を掘り進むような感じで書いておりまして……何か違和感を感じても、「これは『私』がそう感じて書いているから、別にいいや」と割り切って掘り進んでいる部分が無きにしもあらず……。
でもよく考えたら、『私』はこの国きっての名文家であるので、全体的に見直しが必要ですね。
推敲はしているのですが、やはり時を置いてから見直すと、いろいろとまた直すべきところがあると思いますし。
そして、「姿があった」のあたりは、「それは」を「そこには」にした方がいいですね。
これは今、直しておきます。ありがとうございます。
批評や批判、忌憚のない意見は歓迎です。
そうでなければ、他者の目に触れるウェブサイトに文章を載せません。
自分でない、他者の視点で見てもらうことにより、より良い文章になれると思っておりますので。
それが友末さんであれば、なおのこと大歓迎です。
ありがとうございました。
05 あとがきへの応援コメント
驚きと感動に心を震わせながら読み終えました。
植田正治と井上靖、実際には出会っていない二人ですが、どこかの世界線で邂逅していたら、こんなことも起きていたかもしれないという説得力がありました。これを読んで、歴史ものは、もしもの可能性を示すものだと感じました。
植田正治の写真は、今回初めて知り、読み終わった後に拝見しました。モノクロでも砂丘の広さとそこに立つ人の存在感が際立っていて、鳥取砂丘にも行ってみたいなと思いました。
最後に大変遅くなりましたが、自主企画への参加、ありがとうございました!
作者からの返信
まずはコメント付きレビュー、ありがとうございます。
キャッチフレーズで拙作のテーマを抉り出しつつ、戦後昭和という、ある意味、現代と地続きの世界(おそらくカクヨムユーザーの親、あるいはさらにその親世代)のお話なんだよ、ということを誘ってくれる名レビューかと思います。
「奮い立ちました」とおっしゃられて、汗顔の至りではありましたが^^;
さて、「必殺仕事人」か何だったか、時代劇で、その時代の有名人とか、その後の有名人になる人の無名時代、みたいなのをチラと出している「お遊び」がありまして……拙作はその「お遊び」を前面に押し出すという真似をやってしまいました^^;
最初は西域ものを書こうと思っていたのですが、あまりにも長くて暗い話しか思いつかないので(阿部仲麻呂が帰りたいと愚痴るような話)、いっそのこと西域ものの第一人者、井上靖を出そうと思い至りました。
そうしたら、以前から気になっていた植田正治を出そう、と何故か思いついてしまったのです^^;
そう、前述の「お遊び」をやりたくなったのです。
何とかこの二人を邂逅させようと四苦八苦し、そのあたりを、「説得力がありました」とおっしゃられて、嬉しい限りです。
そしてこの二人、会わせてみると、やりたいこと、創作へのスタンス……みたいなモヤモヤ~としたことを語り合い、何だかいろいろと書いてしまいました^^;
なお、植田正治の写真は、とても良いものなので、知ってもらいたいという意味もあってこの話を書きましたので、それを見ていただいて、とても嬉しいです。
最後に、こちらこそ、こんな素晴らしい企画に参加させていただき、ありがとうございます。
ありがとうございました。
04 西域の小説家への応援コメント
井上靖さんでしたか。
そういえば確かに鳥取と井上靖さんは縁があるみたいですね。海岸沿いの弓ヶ浜にはアジア博物館(井上靖記念館)がありますし、日南町という山の中にも記念館があるはずです。(行ったことはないですが)
植田正治と井上靖。印象的な面白い物語でした。
作者からの返信
弓ヶ浜のアジア博物館と日南町の記念館は知りませんでした。
教えていただいて、ありがたいです。
実は「植田正治さんと鳥取砂丘」というのが先にあって、後から井上靖さんを登場させようと思ったのです。
それが、こういう「つながり」があったとは、我ながらビックリしております^^;
植田正治と井上靖という、私の好きな人たちを会わせるという、ある意味、ズルいこと(笑)をやってしまいましたが、それを「面白い」と言ってもらえて、何よりです。
ありがとうございました。
04 西域の小説家への応援コメント
「私」は誰なんだろう……? 司馬遼太郎かな? などと思いつつ読んでいましたが、井上靖なんですね!
私は昔「敦煌」の映画見たことありますが、すごく印象に残ってますね。井上靖にこんな出会いがあったとは……!
面白かったです!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
「私」の正体について、いろいろと悩んだのですが、砂漠=西域と設定した以上、やはり井上靖さんで行くか、ということに。
「敦煌」の映画、私も見ました。スペクタクルですよね。
あとですね、このお話はフィクションなので、この二人の出会いは私の想像です。ごめんなさい。
しかし、こういう、ちがった分野の才能の持ち主同士の「化学反応」って、想像すると、とても面白いと思うのです^^;
ありがとうございました。
04 西域の小説家への応援コメント
植田正治さんの写真をネットで
チラリと見ました。
砂丘でのモノクロ写真が
とても印象的でした。
読み終わってふと、感じたこと。
この小説を書いていた四谷軒さんに
井上靖さんが乗り移って
書かせていたんじゃないかな…
なんて思ってしまいました。
四谷軒さんの想いを
小説の中の井上靖さんが
代弁しているような気がして
すごく重なって見えてしまったもので。
変な例えで申し訳ありません。
悪しからず(^_^;)
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
植田さんの写真、とても印象的で味があっていいものだと思います。
「私」という一人称で書いていると、どうしても自分の考えとか想いがかぶさっていく感じが否めません。
そのあたりが、作中の「私」と私の重なりに繋がったのではないかと思います。
まあ、書いている私が考えたことを書いているので(何だか奇妙な言い方ですが)、そりゃそうだろうと言われればそれまでですが(笑)
だから、特に変とかそういうことは無いと思います^^;
ありがとうございました。
01 昭和二十一年、長月にへの応援コメント
四谷軒様には珍しく、昭和が舞台なんですね!
それにしても、本当に面白いテーマを見付け出すのが上手いですね。
牛相撲……初めて聞きます。なんか、土俗的な感じがしますね。
作者からの返信
たまには現代ものを書いてみよう……と挑戦してみた次第です^^;
こちらは、夢月七海さんの「同題異話」という自主企画があって、そのお題が「砂漠渡りと長月」だったのです。
なので、テーマを見つけ出す、その「点火」の部分は自主企画に負うところが大きいのです^^;
牛相撲……宇和島とか、隠岐が本場みたいです。
それを大阪市内の球場でやるというのが、いかにも戦後の興行みたいな感じですね^^;
ありがとうございました。
03 写真と小説とへの応援コメント
まるで懐かしい
モノクロ映画を観ているような錯覚に
陥りながら
頭の中でゆっくりと流れていくフィルム。
穏やかな時の移ろい
子供たちのはしゃぐ声
砂漠に吹き渡る海風
ライカのシャッターを切る音
さらりとした砂の中に埋もれていく
牛の蹄。
波音のゆりかごで昼寝するカメラマン。
少し離れた場所から砂丘に腰掛け
彼らの動向を見つめているような気分で
読み進めていました。
おっと、また四谷軒ワールドに
惹き込まれてしまいました(^^)
しまいました。
作者からの返信
モノクロ写真が、結構好きなもので……^^;
遥さんの今回のポエミィなコメントも、そのモノクロ写真の魅力をテキストに落としたような魅力を感じました。
あるいは、砂丘という舞台が、そういう詩情を人に想起させるかもしれませんね。
今回の話のこのあたりは、植田正治さんの写真を見ながら書いていたおかげで、何かそんな雰囲気になったかもしれません^^;
ありがとうございました。
05 あとがきへの応援コメント
井上靖さんは、しろばんばしか読んでない……。
やっぱり四谷軒さまに思い入れがあるんでしょうね。
解像度がぐっと高かった気がします。
力作でした。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
「しろばんば」は教科書にも出てくる作品ですから、井上靖さんは、みんな知ってるだろうという目論見がありました。
で、この人のデビュー作「闘牛」を読むと、切れ味抜群なダークな作品で、唸ったものです。
その唸りが、今回の執筆の力になったような感じです。
あとは、みんな知っている作家さんだけど、その「初陣」はあまり知られていないから、その辺を書くのはワイだけや……という気概(?)があったせいかもしれません。
ありがとうございました。
04 西域の小説家への応援コメント
読んだ。
文字数はそれほどでもないのに、読んだという感想になりました。
しっかりしてるからですかね。
何が、と問われると答えが難しいのですが。
作者からの返信
ええ。
書いた。
……とでも答えるしかないでしょうか^^;
私自身、プロット大雑把で、井上靖さんと植田正治さんが砂丘で出会って……というくらいしか定めず、筆の向くまま気の向くままと書いておりました。
じゃあテーマは何なのかと問われても困る感じで(いや「書く」と家族の関係と言われればそれまでですけど)、昭和の私小説のようなノリで書いていました。
それに相まって、戦後の雑駁な空気が書きたかったり、砂丘の没個性の個性が書きたかったりとかあって……抽象的なテイストになったのでは、と思います。
抽象的なのが、意外と好きだったりするので^^;
ありがとうございました。
01 昭和二十一年、長月にへの応援コメント
野球場で牛相撲とは?!
知らなかったです(゚o゚;;
四谷軒さんといえば、私の中で
すっかり重厚な歴史小説の書き手の
イメージが定着していたので
とても新鮮な気持ちで拝見致しました。
でも、読んでみると、やはり
編集長とのやり取りのテンポの良さや
絶妙な筆の運び、表現のセンスなど
読み始めると止まらなくなってしまいます。
とても面白いです。
カメラマンがどんな感じで登場するのかなぁ〜
次章が楽しみです!
作者からの返信
私も牛相撲in野球場、知らなかったです^^;
これを書こうと思って調べているうちに、そんなイベントがあることを知って、「こりゃあ書かねば」という謎の使命感に捕らわれました(笑)
今回、夢月七海さんの同題異話という自主企画に参加するにあたって、今まで書いたことのないものを書いてみようと思い、この作品を書きました。
昭和の私小説みたいなノリのものを書いてみよう、と思ったのです。
プロットも大雑把で、特に結末も決めずに書き始めました^^;
いろいろとお褒めいただいて恐縮です。
果たして、どんなキャメラマンが出てくることやら……。
ありがとうございました。
編集済
05 あとがきへの応援コメント
う-ん、四谷軒様の取り上げる史実をフィクションを交えてエンタメにする手際の鮮やかさには毎回唸らされます。
司馬大先生が「司馬史観」を強く出した後期の作品を書かれる前の青春エンターテイメントとしての歴史小説の傑作の薫りがします。「燃えよ剣」とか「竜馬がゆく」のような。
褒め過ぎ? いえいえ。
それくらい楽しませていただいております。
10月のリリースラッシュも期待しています。
仕事の合間に読ませていただきます。
作者からの返信
お星さま、そしてレビューコメント、ありがとうございます!
「書く」ということについて、どう向き合うのかというテーマを、「火」にたとえた名レビューだと思います。
この時代、戦後だとそんな書いている暇あったら働けと言われちゃうだろうから、なおさら切実だったろうなぁと感じます。
ある「伝えられたこと」を知ると、こういう解釈ができると妄想してしまう悪癖があり、それが何とかうまくいったかなぁというのが、桁さんのコメントを見て思いました。
司馬先生にたとえられるのは面映ゆい限りです。
でも、「燃えよ剣」、「竜馬がゆく」とか、すっごい好きなんで、とても嬉しいです。ありがとうございます。
10月に投稿する作品たち、ご期待に沿えれば幸いです。
それでは、お仕事たいへんでしょうけど、どうかうまくいきますように。
ありがとうございました。
04 西域の小説家への応援コメント
思ってた大作家様とは違ってましたが、井上靖先生だったんですか。
こういったエピソードがあったというのは知りませんでした。
ちなみに私が思っていた大作家様は南海野村克也監督と同じマンションに住んでいた方です。
作者からの返信
ノムさんと同じマンションの人、さっきの返信のとおり、ちょっと家族で悩むシーンが微妙になってしまうので、遠慮させていただきました。
あの人の本、すっごい好きだからやりたかったんですけどね^^;
井上さん、牛相撲がらみでいろいろと動いたのは本当らしいです。
その牛相撲をネタに芥川賞を取るとか、やはり天才はちがうな、と調べていて思いました。
ありがとうございました。
01 昭和二十一年、長月にへの応援コメント
鳥取砂丘の近くに住んでいたことがあります。
私がいた頃と、このお話の中の砂丘は大きく変わらないんですかね。砂丘の写真て素敵ですね。
作者からの返信
お星さま、そしてレビューコメント、ありがとうございます。
何となく、この植田さんの写真と、井上さんの小説(「しろばんば」のあたり)をイメージして書いたので、そのあたりが優しさというか何というか、レビューコメントでおっしゃられているような語り口や読後感につながったのではないかと思います。
恐縮です。
さて、砂丘の近くに住んでおられた……それは羨ましいです。
この時代、砂丘は本当に砂丘しかなく、観光的なモノがまるで無かったみたいです。
しかし、それが次第に観光の出店とかいろいろ出て来て……と、写真家の植田さん(植田正治さん)が著書で述べています。
植田さんの写真は、味があっていいですよ。
たしか植田さんの写真の美術館のHPとかで、ちょっと見られたかと思います。
ありがとうございました。
編集済
04 西域の小説家への応援コメント
さすが、四谷軒さま
やはり歴史が入って来ましたね。
すごく読み応えがあって、面白いです。当時の作家といえば、食べていけるなんて難しい時代でしたね。
作者からの返信
戦後という時代は、歴史の授業で教わるようになっているみたいなので、その辺が、「歴史が入る」という感じにつながったのかなと思います。
何となく昭和の私小説的なノリで書いてみたのですが、ご評価いただけて何よりです。
この時代、カクヨムなんて無いですから、趣味で書くとかありえないでしょうね。
書くんだったら、稼げる作品書かないとアカンという風潮だったんでしょう。
私は今の時代で書けて、ホント良かったと思います^^;
ありがとうございました。
編集済
05 あとがきへの応援コメント
なぜかわかりませんが、読了したら目に涙が湧いていて驚きました。💦
表面的にはちっとも切なくないのに、ものすごく切ない小説ですね。
なんか、久しぶりにいいものを読ませてもらったなあ……。(´▽`*)
モデル、井上靖さんか司馬遼太郎さんと思っていました。
でも、西域なんですから、井上さんに決まっていますよね。(笑)
いつもこんなことばかり書いて恐縮ですが、実は晩年の井上靖さんとお電話でお話したことがあります。病床にあられたときで、電話口の方に「取り次いでいただくなくていい、お返事だけうかがってほしい」と言ったのですが、驚いたことに、ご本人がわざわざ出てくださって、じんと心に響くあたたかな励ましのお言葉をくださいました。松本清張さんといい井上靖さんといい、本物は人間の器がちがうなと思います。
優れた短編のご完結、本当におめでとうございます!!🎊
作者からの返信
レビュー、恐縮です。
何となく私小説的なノリで書いてみた……という感覚で書いた作品なので、そこまでご評価いただき、まことにありがとうございます。
モデルの方、司馬さんの場合は、この時、家族関係が微妙だったろうだから、ちょっと触れられないなぁと思ってスルーしました^^;
病床からわざわざ電話に……さすが、記者時代に苦労された経験と徳としている方はちがいますね。
テレビに出ている姿を何度か拝見しただけですが、その徳がにじみ出ている方だなぁという印象が残っています。
あと、ちなみに、貴作で松本清張さんを出されていたので、私も誰か出してみたいなぁというのが、拙作を書くきっかけでした^^;
ありがとうございました。
03 写真と小説とへの応援コメント
ううむ。
僭越な物言いになりますが、一皮剥けた気がしますね
描写、構成、セリフ。
物静かな中でぐうっと迫る力強さを感じました。
作者からの返信
いやあ、恐縮です。
貴作「酔っぱ買い」を拝読して、自分も一人称で書いてみるか、という欲望が芽生えまして^^;
あとは「私」の作品を読んだせいだと思います。
切れ味のある文章を書く方なんで、とても勉強になります。
で、食らいついてやろうと足掻いたせいです^^;
あと、近況ノートにコメント、ありがとうございます。
第七回カクコン、朝読小説賞はやらないので(事務局に確認しました)、じゃあこの武蔵野賞に傾注するか、という目論見です。
創作意欲というか、なりふり構わないというか……^^;
ありがとうございました。
03 写真と小説とへの応援コメント
牛の写真、うまく撮れてよかったですね。
でも写真館が本業なら、写真家として活躍してもらうって、妻としては、それほど違和感がないんじゃないかって思うのですが。
むしろ、嬉しいかも。
実際、作家とか写真家を本業で生計を立てるって難しいと思うのです。そうなると、妻のご意見、ちと変わりそうです。
作者からの返信
うまく撮れていて良かったです^^;
史実では、ちゃんとコマーシャルなフォトグラファーに依頼していたっぽいですが。
植田さんは写真家になるためというか、写真を撮り続けるために写真館を開業して軌道に乗せているので、そういう面でも家族に対して負担をかけまい、としています。
じゃあ軌道に乗ってなかったら、あるいは写真家として名が売れていなかったらどうするのかという命題を孕んでいます。
この辺はアメさんのコメントの最後のあたりでおっしゃっているとおりですね。
その辺を、植田はどう考えているのか。
それを知り、「私」はどうするのか。
ありがとうございました。
編集済
03 写真と小説とへの応援コメント
細君、オトコマエですね。(●^o^●)
これぐらいでないと、芸術に生きる男のパートナーはつとまりませんよね。
むかし、下町の木造アパートの4畳半で、ごくまれに商業雑誌に載る小説を書いていた作家がいました。着流しで、卓袱台の横に1升瓶を置いて……。
痩せて顔色のよくない奥さんが,部屋の隅で妙にカラフルな内職仕事を広げていました。あの幼い女の子、幸せになっていてほしいなあと、久しぶりに思い出しました。
「背景になっている砂丘のモノトーンと相まって、牛は、見るものに見えざるキャプションを与えられているように注目され、集中され、ひるがえって、牛――主役を切り出すがごとく強調し自らは背景に徹している砂丘の凄さも、私には感じられた。」←何度か読み返して情景を味わう描写こそ、文学の喜びだなあと思います。
作者からの返信
細君は割り切っているんでしょう。
まあ、植田さんはキッチリ写真館を軌道に乗せているので、そういう面でも文句は無かったんじゃないかと思います。
下町の着流し作家……昔は散見していたんでしょうね。
筆一本で身を立てんと欲し……みたいな。
それを支えるのが内助の功、のような感じだったんでしょうね。
女の子もたいへんだったでしょう。
私は、そうやって家族に影響を及ぼすのが嫌だったので、今、この時代で、カクヨムがあって、良かったです^^;
情景描写、面映ゆいです^^;
夢中になって書いているので、改めて振り返ると、よくこんなこと書いているなぁと思います。
この「砂漠渡りと長月」を書いたの、一か月くらい前なので、(もう書いたのを忘れていたので)かえって新鮮です。
でも現代を舞台にしないと書けなかったことを書いた、という感触は覚えています。
そういう「手ごたえ」を感じるのも、また文学の喜びかな、と思います。書く側の感覚になってしまいますが^^;
ありがとうございました。
02 砂丘の写真家への応援コメント
破天荒な人が来たw
普通の人じゃないですね。
完全にその人のペースになってる。
まずはやってみなさい。
アジャイル型ですね。時代の最先端だ。
作者からの返信
オブジェクト指向って言われるかと思ってました^^;
まあでも、まず撮りなさい、自分の感性で見なさいみたいなことを言っているらしいんで、こんな感じに。
植田さん、そして、牛を連れた彼のファミリー……「キャメラマン=自由」という、私の固定観念の為せる業です(固定なのか)。
実際の植田さんは、もっと礼儀正しい人だと思います(笑)
ただまあ、やはり傑物というか、「何かちがう」モノを持っている人らしいのです。
私の拙い筆だと、どうしてもこうなってしまいますが^^;
ありがとうございました。
編集済
02 砂丘の写真家への応援コメント
いいです、すっごくいいです!\(^o^)/
知り合いのカメラマンたちって、だいたいこんな感じです。
謹厳実直なだけでは、ずっしんと心を打つ写真は撮れないですから。
自分の撮影力はともかく(笑)他人様の写真には、かなり煩いわたしとして、モノクロの砂丘にたたずむ「少女四態」文句なくいい! と推察されます。
むかし、海外の戦地ばかり歩いているカメラマンと多少の縁がありました。
多国籍的な風貌や鋭い目つきに地球遊民を感じさせる野生的なひとでした。
作者からの返信
何だか自由。
それが、このキャメラマン、植田正治さんに対する私の印象でして……。
この人の著書を読んでいると、その奔放さが伝わってきます。
写真もイイ写真ばかりです。
図録も買ったんですけど、どこへしまったのか忘れたのが悔やまれます。
戦場カメラマン……ある意味、忍びみたいなイメージです。
こちらはこちらで「自由」なんでしょうね。
それゆえのLone Wolf的な印象を抱きます^^;
ありがとうございました。
01 昭和二十一年、長月にへの応援コメント
戦国期とは違いますが、時代の空気を感じさせますね。
戦後の明るさといまだ残る影。
現れないカメラマンと訳ありの主人公は出会うことができるのか?
作者からの返信
おっしゃるとおり、戦後の、あの雑多というか雑駁というか、野蛮さと陽気さが混合した、それでいて陰影のある時代を、ちょっと書きたくなったという次第です。
キャメラマンさんは結構自由な人なんですが、それでも「頑張って」おり、「私」が待っていることは知っています。
しかし果たして、いつ来るのやら……。
ありがとうございました。
01 昭和二十一年、長月にへの応援コメント
鳥取砂丘では、ラクダに乗れると思いました🐪でも、コロナ下で観光ラクダ達も、どうしていることやら。
作者からの返信
ラクダ……どうしているんでしょうかねぇ。
砂漠の浪漫を感じさせる名物なのに……。
あ、拙作では、ラクダの代わりに、ウシが出てくる予定です^^;
ありがとうございました。
01 昭和二十一年、長月にへの応援コメント
牛相撲を開催する球場って、かつての南海ホークス本拠地、大阪球場ですね、きっと。
変なとこに食いつきました。
作者からの返信
阪急西宮スタジアムです。惜しい^^;
球場とのやり取りとかが、凄い大変だったみたいです。
県や市の許可とかもあって……(拙作では描いてませんが)編集局長の小谷さんは、えらい苦労を重ねていたみたいです。
ありがとうございました。
01 昭和二十一年、長月にへの応援コメント
冒頭から惹きがありますよね。
同期で出世が違うってあたりから、二人の会話まで。とても面白かったです。
作者からの返信
お題が「砂漠渡りと長月」という自主企画に参加しているので、もう冒頭はこれしかないな、と思って書きました(笑)
社会に出ると、同級生というか同期と境遇に差が出てくる、という経験がありますよね。
そのあたりで、気取らないというか、距離感がイイ感じの二人を描ければと思って書きました^^;
現代ものならではのシチュエーションなんで、ちょっと書きたかったのです(笑)
ありがとうございました。
編集済
01 昭和二十一年、長月にへの応援コメント
とつぜんの現代ものですか?(^_-)-☆
新鮮だし、ものすご~く面白いです。
舞台が新聞社で相手がカメラマンなのが、わたしの好みにドストライク。
お得意の歴史もののときとは趣が異なる、リズミカルな筆致が愉しいです。
それに、同期で編集局長の小谷のキャラ設定の巧みさといったら!\(^o^)/
いやあ、先が楽しみです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
戦後のこのあたりって現代なのかな? ……と思いつつ、深大寺蕎麦がモチーフの貴作が現代なんで、現代にしよう、という感覚です。
(最近の教科書だと、この辺も「歴史」で教えているみたいなんで、悩んだのです。)
さて、拙作は、ある目的で一人称「私」で描いています。
その一人称ならではの、主役の目=読者様の目みたいな感じになっており、その持ち味を活かせればと思って書きました。
ちなみに小谷さんは、この人を描いた作品があるので、それを土台にキャラを作りました。
もうちょっと深刻なタイプだったらしいのですが、拙作では逆に、とぼけた感じにしました^^;
お気に召したようで、何よりです。
ありがとうございました。
05 あとがきへの応援コメント
読んでいて、時間がゆっくりと流れていくように感じられました。古き良き昭和映画はこのようであったろうか、と思えるほどに。
僕が読んできた井上先生の作品は、西域ものの小説と、やはり西域関係のエッセイばかりなんですが、御作のおかげで『闘牛』も読んでみたくなりました。
もちろん植田さんの写真も(笑)
殺伐とした毎日の中でほっと一息つける、素敵な朝の時間をありがとうございました!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
このお話を書いた頃は、とにかくがむしゃらに戦国や異国の戦国、戦いばかりを書いていた頃でした。
で、ちょうど同題異話「砂漠渡りと長月」という自主企画があって、そうではないタイプの話を書いてみようと、ふと思ったのです。
砂漠→砂丘ということで、植田正治さんを出したいなぁと思ったこともあります^^;
でも植田さんだけだと何だなぁと思って、砂漠→西域ということで井上靖さんも出しました。
出すにあたって「闘牛」を読むと、これが凄いボディブロー(笑)
でもおかげさんで、牛相撲などのアイディアをいただくことができました^^;
「闘牛」、めっちゃ重苦しいけど、ページをめくるのが止まらないタイプのお話です^^;
逆に植田正治さんの写真はスッキリとしていて、それでいて、いつまでも眺めていたい……そんな作品です。
いろいろとせわしない当世ですが、拙作で少しでもホッとしていただいたようで、作者冥利に尽きることでございます^^;
ありがとうございました。