第六話 昨夜の夢

それにしても…昨日のあの夢はなんだったんだ…あの子はいったい…誰で俺とどういう関わりがあるんだ。


授業中、頭の中にはその事しか考えていなかった。


"おーーーーーーい、アキラ。5ページ目教科書読んでくれない…おーーーーーい おーーーい おい!!!聞いてるのか!!??"先生の教科書を叩きつける音で我に返った。


ガタッ


"すみません!!!"頭を下げながら謝る自分そしてクラスの皆は笑いを隠せないようだ。


"なあ、アキラ。俺の授業がつまらなくてもな…わかるよ!俺の授業はつまらないことぐらい…でもな、一応ちゃんと聞いてくれよな。じゃないと悲しいぞ俺は…"


あーーー、この先生病んでるんだった。忘れてた…噂によるとこの前、奥さんに見捨てられたとか....それは病むわな…


"次からは絶対にちゃんと聞きます。申し訳ございませんでした。"


"ならいい...授業を続けるぞアキラ教科書の一段落め読むの頼めるな?"


"はい!"

その後、俺は先生の授業に集中しようと頑張ったがやはり昨夜の夢は頭から離れないようだ。

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