城下町の謎と少年少女
さくら ゆい
プロローグ
第1話 夏の回想
八月の蝉の音が響く、残暑の事。
俺は、あの夏の日の事を思い出していた。
誰かに自分の存在を気付いて欲しくて、サインを出していたあの少女。
その時、ユーカリが丘の空には紙飛行機が空を舞っていた。
色んな色をした紙飛行機が空には舞っていた。
そのサインに気付いてしまった時、俺らには悲惨な運命が訪れた。
あの時、気付いていなければ良かっただなんて思っていた。
けれども仕方の無い事だと気付いてしまった今は、心の奥底に閉まっている。
でも閉まっていても意味が無いから、誰かにこの物語を聞いて欲しいんだ。
どうか、俺の物語を聞いてはくれませんか?
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