第44話 買い物の日

金曜日。

今日はちょっと朝から天気が悪い。ちなみに今はもうすぐ授業が終わり放課後になるところなのだが…。


さて、今日はどうしようか。と俺は考えていた。


いやまさかの水曜日にパズルが早々に終わってしまったからな。


っかまあ今日雨の中パズル雑誌を持ってこなくてよかったのは…。

水曜日に後輩の協力があったからか。とか思いつつも。


このままやることがないのに特別棟3階に行っても…。

まあ応募ハガキを書く。という選択肢しかないので…。どうするか。って考えていたのだが…。まあそれ以外にやっぱり今日はすることが無かったのでハガキでも書くか。とか俺が思った時だった。


「…。あっ」


…。俺応募のためのハガキやらの準備を忘れたことに俺は気がついたのだった。


♪♪~


そしてそれと同時くらいにチャイムが鳴って放課後となった。

外はまだ雨が降っているが…。今日の俺は特別棟ではなく。百均へと向かうこととした。いやあそこなら欲しいものがたいていはあるし。揃うんだよ。


ってことでチャイムが鳴ってすぐ移動を開始した俺だったが…。下駄箱はなかなかの人だった。

まあ雨が降っているから傘開いたりで詰まるんだよな。あと普段は特別棟にすぐ俺は行くが。そりゃ中にはすぐに帰りたい生徒もいるからな。チャイム鳴ってすぐの下駄箱は混んでいるんだよな。火曜日木曜日で経験済みの俺だからな。うん。

と、まあそんな中を俺は抜けて…。学校外へと出た。


しばらく雨の中を歩くと…。スーパーと同じ敷地にある百均へと到着した。

まあ他にも封筒とかが安いところがあるかもしれないが…。

一番家から近いところがここなんでね。交通機関とかも使わなくていいし。歩いて行けるところだからな。


そんなことを思いつつ俺は店内に入ると…。まず封筒を探した。


「確か…。50枚入りのが…」


と。レターセットとかが置かれているところ見てまわる。いや、多分このあたりにいつもあるというか。なんか同じ場所にいつもないんだよな。コロコロ置いてある場所が移動するというか…。とか思っていたら発見した。


「あったあった」


50枚入りの茶封筒を俺は手に取った。いやこれが一番…。多く入っていると思ってな。なので毎回これを探している。そして後は…。ハガキというか。ポストカード。っと俺は再度同じようなところで商品を探した。


いや、パズル雑誌にも応募ハガキは付いているんだが…。あれだと数枚だからな。

なので俺は無地の…。まあはがき大のサイズだな。まあだからポストカードとか言うやつを探している。


なんか切手とかが貼ってあったり郵便番号が書かれているやつだと40枚とか50枚しか入ってないんだがな…。たまに無地で…。60枚くらい入っているやつがあるんだよ。


それなら片面に問題のタイトルを書いて…。

裏面に必要事項と答えを書いたら封筒応募が出来る。ちゃんとパズル雑誌にもはがき大の大きさで厚みのある紙って書かれているからな。厚みがいらないならまあA4の用紙を4等分とかで書いているんだが…、あれだとペラペラだからな。決まりに反するから使えないんだよ。


ちなみにみんな知っているかもしれないが。再度言うと…。

A4コピー用紙とかは2回折って4等分にすればはがきサイズ。まあちょっとだけ大きいかな?まあそんなサイズとなる。


とか思っていたら無地で60枚入っているポストカードサイズの厚紙と書かれているものを発見した。ちょうど入荷したのか。たくさんあったため。俺はまとめていくつか購入した。


そして応募に必要なものを買った俺は商品をカゴに入れ…。それを持ってレジへと向かった。


そして本日は…。そのまま家へと帰った俺だった。


…。

…。

…。


ちなみにこの時の俺は…。


後輩。


という存在をすっかり忘れていたりする。

だから…。


1人で特別棟3階に後輩が居たとは全く思ってもなかったのだった。


うん。これも俺がこの先する事が…。多分ない事である。


…。

…。

…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る