第32話 おもしろいやつ
金曜日の放課後。
ちょっと水曜日の事を思い出すと…。
…。
…。
…。
「…。あれ?先輩?先輩ーどこですか?」
とかいう声や…。
「…。先輩の馬鹿野郎ー!」
…。
…。
…。
まああれだな。チャイム鳴った後。
なんか言われていたというか。それがちょっともやもやというか。やっぱ悪いことしか…。というのか…。毎回きているから…。何かある?だから…。もう少し話した方がいいか?とかな。ちょっと俺は考えを改めたというか。
まあこうやって改めるともうその後はあいつは来なかった。
になるような気も…。とかいうのもあったが。
まあ俺はそんなことを思いつつ。放課後いつもの教室へと向かっていると…。
「先輩!」
あー、俺の思い過ごしだったらしい。
普通に後ろから足音となんか最近よくあの教室で聞いていた声が聞こえてきた。
ってことは…。水曜日のは特に気にしなくてよかったのか。
なんだよ。いろいろ考えてなんか損した。
っかまあ…。でも悪いやつ?ではない気もするから…。
ちょっと話してみるのもありか。今はまだ廊下だしな。ということで…。
「…。元気だな」
そんなことを言いながら横を見ると…。やはり最近毎回やってくるあのかわいい子だった。
うん。マジでなんでこんな子がここに来ているのか。謎である。とか思っていると普通に返事が来て…。
「そーです。私は元気なのです。だから今日は先輩が返事をするまで話しかけ続けます」
なんか謎なことを隣のやつは言っているから…。
「勝手にどうぞ」
と答えておいた。
いやパズル始めたらパズル優先するからな。テキトーでもいいだろうとな。
「もちろんです。勝手に見て勝手に話し続けますから。返事をしない限り…」
とまあ教室までそんな感じで話?をしていた。でいいのか。まあ話していたな。
そしたら教室に着いたため。俺は普通にパズルの準備を開始し。付いてきたやつは…。まあまだ隣にいる。
するとなんか不思議な顔をしていたが…。
まあ俺はパズル開始である。
水曜日のデカイのは無事に終わったからな。
続きだ続き。とか思い始めると…。
「うん?私今普通に先輩と話した?先輩返事しましたよね?あれ?」
とかなんか呟いていたが…。
まあ話した気がするな。ちょっと緊張したが…。でもまあ変なことは言ってないだろう…。って、この問題プレゼント良いな。うん。早く解こう。
と俺は問題を開始したのだった。
「…」
そして少し問題をやっていると…。
「…。馬鹿先輩」
うん?なんか言われたが…。悪い。今スラスラできてるんだよ。っかデカイのからみると雑誌サイズはちょうどよくてな。楽しいんだよ。どんどんできるし。答えが出ればプレゼントの応募も可能だからな。
ってかそんなこと思いつつパズルをやっていたらなんか…。
正面でこっち覗き込んでいた。って、なんか恥ずかしいから…。パズルに集中だ集中。
っか、なんで、パズルじゃなくて俺を見てるんだよ。って、目が合うとなんか言われそうだから絶対みないように…。とにかくパズルパズルパズルパズルパズルパズルである。
…。あっ、この問題のイラスト。なかなかかわいい動物だな。
っか、こういう問題を作っている人すごいな。迷路いってもやる前からイラストが見えているようなんじゃダメだから…。
あと途中で早々にわかってもだからな。やっぱ問題を作る人すごいわ。
少しすると先ほど俺の顔を覗き込んでいた?やつは移動した。
というか。見てはないが。椅子が動く音がしたから移動したとみられる。
もしかしてパズルを見に来ているのではなく。俺が観察されてる?って一瞬思ったが…。それはないか。俺なんもないからな。うん。
っか。なんか見られていると思うと自然と姿勢が…。いや気にしないようにしてもなんか見られてると感じてしまうというな。勝手に?姿勢がピシッとなっていた気がする。
うん。ってかピシッとなんかしていたら疲れるじゃん。だがね。
でもまあやっぱ一度見られていると感じてしまうと…。姿勢がピシッとなってしまう俺だった。
そして少ししてキリのいいところに来た時。ちょっと前を見てみたら…。
って、いや少し前から気になっていたことがあったからな。
たまたま目があったが。まあ聞きたいことは決まっていたため。普通に聞けた。
「あのさ。馬鹿先輩ってなに?」
「はい?」
「…」
「…」
「…」
「…」
あれ?無視された?いや、聞いちゃダメな質問だったのか?なんか…。気まずいな。
聞いたのはミスか。いや、この空気?雰囲気どうしようか…。と俺が思っていたら…。
「そ、それは馬鹿先輩ですからね」
また馬鹿先輩と俺は言われたのだが…。
こいつなんなんだろうか…。かわいい顔して実は人を馬鹿にするのが好きなのだろうか…。ってなんかこいつ慌ててる?なんで?って…。これ俺はなんて返せばいいんだよ。わからん。
「…」
俺がなんというべきか考えていると…。
「あっ、悪い意味じゃないですからね。超集中してる先輩が返事してくれないからですよ。ほら、現に先輩話してくれたじゃないですか。馬鹿先輩と私が言ったことで。だからこれはその先輩がこちらを認識するためにしたことでして。本当に馬鹿とか言っているのではありませんから」
と、なんか俺の前に居る最近よく来るやつがたくさん話し出して…。
俺の頭に浮かんだ言葉は…。
「お前。おもしろい奴だな」
だった。
うん。
思ったことを言ってみたのだが…。
女の子におもしろい奴というのはどうだったのだろうか…。ミスった?ダメな言葉だった?えっと…。こういう場合は…。とか俺が思っていると…。
「…。は?」
とか言う言葉が聞こえてきた。うん。これは…。やばいな。
キレたか。と感じた俺は…。視線を下げて…。勝手に会話終了。
ってか、何も聞こえませんでしたね。を選び。パズルへと戻った。
そうパズルやっていればOKのはず。
パズルパズルパズルパズルパズルだ。
「…」
「…」
「…」
「…」
「…」
「…。それだけ!?」
時間差でなんか聞こえてきたが…。
今はパズルパズルパズルって、いい調子で進んでるんだよ。だからパズルだな。
それからはなぜかずっとスラスラ快調に俺は問題が解けていった。
いや、いい集中力だだった。
そして気がつくと…。
♪♪~
チャイムが鳴った。下校時間となったらしい。
よし。帰るか。と俺は思いつつ片付けて帰る。だったのだが。
まあさっきミスった?ことを言ったかもがあったので…。怒っている?の確認がてら挨拶を…。いや激怒なら即逃走ってか。対応を検討?的なことが必要だからな。
こんなかわいいやつ敵に回したら怖そうだし。ってことで…。
「…。気をつけて帰れよ」
と、いうと…。意外?というのだろうか。俺を見ていた奴は驚いた感じに…。
「…。あ、はい」
と言ったので怒ってはない?みたいだったので、なら普通に。と。
「…。じゃ」
「はい」
俺は挨拶をして教室を出たのだった。
うん。まあ怒ってなかったなら。よしだな。
いやー、ちょっと緊張だった。
うん。っな挨拶もほとんどしいからな。変に緊張したよ。マジで。っかまた捕まるとだから早く消えよう。
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