第13話
放課後、恭介さんと会えなくなってから2週間が過ぎようとしていた。
図書室は今日から暖房が入った。ぽかぽかと春のような暖かさで、気がつけば数学のノートの上に突っ伏して寝ていた。最終下校時刻の呼びかけで見回りをしていた先生がおこしてくれなかったら、私は学校に泊まっていたかもしれない。
通勤快速アクアライン107号、東鷹米行き。
5号車1番ドアの進行方向と逆側、3人掛けシートの1番ドア側の座席の前。そこは、恭介さんに会うための絶対条件。
2番ドアの7人掛けシートの進行方向と逆側、恭介さんは知らない女の人と、仲が良さそうに話していた。
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