俺と私の♂♀プレイは禁則事項とヤンキー女神は言った。他方、デレた女神様と私との♀♀プレイは合法らしい。
十夜永ソフィア零
【1】 自称女神に名付けられてしまった。
第1話 雄しべと雌しべの接合未遂。
俺が横たわる枕元には、枕花が置かれている。
俺は枕花のユリを上から眺めながら
(枕花にも雄しべと雌しべがあるんだな)
と思っていた。
昔は「御霊前用盛花」と呼ばれた枕花のユリが、
俺を天上へとお見送りしてくれた。
✧
そんな思いを抱いて天上に向かったせいなのだろうか。
気がつくと別の所で寝ててた俺は今、天使のようなつぶらな2つの瞳に見つめられていた……と同時に、私はパンツいっちょの太っちょを凝視していた。
いや、俺の目はまだぼやけてはいるが天使の娘こそがパンツのみなのだった……私は太っちょから目をそらして俯いた。
たしかに、今の私は下の下着しか穿いていない。下着にはショコラと書いてある。私は思わず両手で胸を押さえた……隠されると見たくなるもので、俺は天使の両の手と胸のあたりを更にみつめ……あれ?!
俺は私で、私が天使?!
そう、この天上の世界では、俺は元のままの「田中太(32歳、172cm、99kg)」であって、かつ、藍色の髪につぶらな瞳の天使、いやロリっ子の堕天使なのだった……現に私は俺の太めの身体を観察している。
そして、私は胸を押さえたまま「田中太」から背を向けた。
(あれ?!……これはチャンス……到来?!)
堕天使の背中に目を向けているのは俺一人。他の誰の視線もない。
さらには堕天使が私なのだった。つまり、何もかもがノー・プロブレム。
俺は堕天使の両手に替えて、俺の両手が堕天使のお胸を押さえてみるという実験に取り掛かることにした。
起き上がりまだ重い体のまま、堕天使に向かって這い寄っていった。私は俺に背を向けたまま胸から手を話し、上に掲げた。
そんなことしてる場合か~っ!!
全身を貫くような女声が、私と俺を襲った。
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