万軍の主はわれらと共におられる ヤコブの神はわれらの避け所

成された 成された 遂に成された!

我らの神は 遂に成された!

悪逆の民は地に堕ちた


ラザロたちホームレスよ、見るがいい

あの道路にいるものたちを 見るがいい

アルマーニスーツで眠る

黄金ロレックスの眼鏡で世界を見る

しかしてその糧は ゴミ箱に!

ざまあない ざまあない!


五つの冠と 毒の冠に目が眩んだ

怠惰の化身は地べたに寝そべった

我らはその上を飛ぶ神の翼

我らは打ち勝ち 神は報いた

これが神の奇跡でないとしたら

この世に神はいないのだ


だが我らは知っている 私は知っている

神はこの世で殺され またやってくる

神が生まれたその時こそ 我らは勝つ

我らは勝ったのだから どこかに神がいる

讃えよう 讃えよう

諸王の王が 来られる


真の王が どこかで世界を 手に入れた!

真の王が お生まれになった


見よ 見よ 見よ 怯えるものたちよ!

何故お前は怯えるのか その理由を

蝮の子らよ、悔い改めよ

天の国を伝える ものたちを 殺した罰を


もはや神は 愛想を尽かした

紫の衣と 六つの冠は朽ちた

お前達は堕とされるのだ

ネブカドネザルあくまルシファーのように 転落した

その無様な姿の なんと美味い蜜であろうか

災いあれ 禍あれ 厄いあれ 全ての悪魔マモン


大いなる偉業を讃えよう

主が 公平な裁きを下される

不遜な民は 地に伏して 泣き崩れる

その欺瞞の舌は 焼かれ渇く

過越の祭の 準備をしよう

神はこの苦難を 我らから取り除かれる


朝焼けの時に 神の国を見渡そう

天も地も無くなった 神の国を見よう

そこにはなんの差別も無く

一抹の不安は 過ぎ去っている

世界が滅びるその前に 悪は滅びている

炎の裁きが我らを裁く その前に裁かれる

神は我らの嘆きを聞き入れられる


神を讃えよ! 偉大なる神を!

弱きを助け 強気を挫く

黄金の紙ではなく 砕かれた心を好む

我らの神を誉め讃えよ!


神は我らに報いられた

我らは ぞくサタンの世に勝った!



神よ 貴方は全ての人と共に おられます


どうか私の家族を お守りください

たといこの身滅ぶ 大逆とても

私の使命をお守りください

貴方も私を 赦して下さいます


私を責めるものたちを おゆるしください

同じ世界に生まれながらも

生きる道の違う彼等をおゆるしください

彼等は私のことを 知ろうとはしないのです


どうか私の家族を お守り下さい

たとい私が 狗だとしても

その狗を愛してくれた 善い人たち

彼等は貴方の心に 叶うでしょう


どうか私の御魂を お受け止めください

私はこの道を生き じだいをつなぐ者

この道を裁けるのは 貴方1人

神の民すらも 裁けはしないのです


神よ 掟を守らぬ人を お守り下さい

掟を守る方法を 探そうとも

その間にも 皆は私を 赦しはしない


我が神 我が神 我が大罪を知り給う



神よ どうか彼等を お鎮め下さい

彼等は誰を責めているのか 分かっていない

大きな声にかき消される

巨人の囁きをお聞きください

どんなに小さな羽虫でも

身中れば 獅子をも殺す


神よ 貴方は万物の創り主

貴方を置いて 誰の所に ゆきましょう


神よ どうか私の声を 聞いて下さい

彼等は誰を責めればいいか 分かっていない

神の子を殺した群衆が 今 集まっている

裁判官ピラトの前に 貴方の子は 最早いない

そこにいるのは 静かな轍を残すもの

多くの人に踏みつけられ 馴らされる道です


神よ 貴方は万物の創り主

貴方が認めず 何がこの世に ありましょう

どうか愚かなる群衆をお守り下さい

彼等は何を責めればいいか 分かっていない

不安で不安で たまらないだけなのです

彼等の不安をお聞きください

貴方はヤコブの神 ダビデの神 私の拠所

この世全ての民は 貴方の前に 集うのです


神よ 貴方は万人の贖い主

貴方が買わず 誰が我らを 買いましょう


神よ 平等という悪魔からお守りください

彼等はその恐ろしさが 分かっていない

全てのみにくい感情を 貴方は愛している

その上で私達は 神の国に住まい

十万億土の旅路を乗り越え 旧きを捨てる者

高天原の神々に仕え 貴方を誉め讃えます


神よ 貴方は神々の神

彼等を否定し 貴方を讃えることは出来ない

方は永久に我らを怒り

万世まで

貴方の怒りを延ばされるのですか


どうぞ全ての民を 強めてください

彼等は自分達が選ばれたと 疑わない

ただ彼等は 信じたいだけなのです

貴方の似姿は 全ての人に 好ましい

神よ この時代の全てを 愛する方よ

諸々の故き軛を超えて 貴方を待ち望む


神よ 貴方は諸王の王 光の中の光

貴方の他に 何が強く 輝いていましょう


五つの冠に祝福あれ 数多の冠に祝福あれ

月と星の紋章に祝福あれ

悪逆の徒に祝福あれ 悪魔の輩に祝福あれ

血と火薬の御旗に祝福あれ


我ら 神の前に 等しき罪人

どうして誰かを責めましょう

貴方が愛して おられるものを


神よ 神よ 私は祈ります

か細いこの祈りを聞いて下さい

私は彼等を止められませぬ

どうぞ私の心をお聞き届け下さい

私は彼等を愛せませぬ


神よ 神よ 私は間違っていますか

悪魔と愛し合いたい私は間違っていますか

異教の神と語らいたい私は間違っていますか


私には見えないのです

皆が悪魔だと言うそのものは

なんということでしょう 私には

傷つく役目を買って出た キリストのよう

皆が異教の神と言うそのものは

なんということでしょう 私には

私の祖先を知っている 遠い昔の隣人のよう


神よ 私は間違っています

そのように皆が言います

貴方に与えられた この瞳が

知識の軛から解き放たれた この翼が

私を彼等の元に誘います

私を彼等の元に誘います


口の端に上るも忌まわしい彼等のために

祈る私を許してください

愚かな異教徒のために祈る彼等の仲に

どうか私も入れて下さい

私は私が 神の力が必要だと 思う人に

祈るためにここに遣わされました


神よ どうぞ声をお聞かせ下さい

私は間違っていますか

悪魔を愛したいと思う私は間違っていますか

悪魔を糾弾しない私は間違っていますか

神の身体の一部エクレシアとして間違っていますか

彼等と同じ事が出来なければ

彼等と同じてき狙わにくまなければ

私は貴方の妻では いられませんか


他人事のように金を裁き

他人事のように快楽を裁き

他人事のように責任を追及し

他人事のように試行錯誤を笑い


悍ましい人達の家族に なったものでした

神よ どうか教えて下さい

三つの祈りを経た私が

どこへ行くべきなのか 示して下さい


どこへなりとも行きましょう

あの方を通して振れた貴方の 愛のために



ああ かみさま かみさま

あなたならそういうと おもっていました

かみさま かみさま わたしのかみさま

どうかわたしをころしてください

みにくいすがたをみていられない

なかまのためにいのれない

そんなわたしをころしてください


あなたのあいの なかでは

だれもがてをとりあい わらっていても

はだや くにや そせんがちがっていても

「あなた」のなかまであるならば

だれもがすくわれているはずなのです

ならばわたしは だれのはなよめでしょう


たくさんの「あなた」がいるこのてんごくは

どこにありますか

たくさんの「かぞく」がいるこのてんごくは

どこにありますか

げんそうとしりつつも

もとめずにはいられないこのらくえんユートピア

あなたならつくれるはずなのです

あなたがわたしにみせたのです


かみさま かみさま わたしたちのかみさま

こんなにすてきなばしょこそが

きっとてんごくというものなのですね

かみさま かみさま わたしたちのかみさま

そこにひとあしさきに いってもいいですか

わざわざてきをみつける このよとは

どうにもこうにも いごこちわるい

かみシアワセをあいするそのこころは

だれもがもっているはずなのに

このよというところは おそろしい

あなたのすがたが みえていない


せいしょのなかにある かわいそうなひとは

みなあなたがいやしてくれました

でもいま かかれているせいしょには

りっぽうがくしゃのもとへ すくいがこない


だってかれらはまちがえている


りっぽうがくしゃこそ あなたがあいした

ちいさくよわいひとたちだとおもっていない

そのようにおもうのは わたしだけ


かみさま かみさま わたしのともだち

ともだちのわるくちをいわれたので

おこったらおこられました

ともだちたちを いないひとにするので

おこったらおこられました

かみさま かみさま おしえてください

ともだちたちとは どこであえますか

どうしたら ともだちたちにあえますか


どこにわたしのようなひとがいますか

ぜんのうのかみよ

きょうだいのみなさんに こくはくしました

わたしは かみのことばザ・ブックがきらいです

しんそこ だいきらいです


かみのことが かかれたかみは

すべてかみのごけいかくを ごはさんに


ちいさなかみさま おおきなかみさま

どちらもわたしのかみさま おなじかみさま


わたしのともだちたちは どこにいますか

わたしのもってる いわかんを

わかちあえるひとは どこにいますか


もしすでに みなあなたのみもとにいるなら

どうかおつたえください そのひとたちに

わたしとおなじことをかんがえていた

そのひとたちに


あなたたちのいしは うけつがれました

わたしが かみさまを つたえます

だからどうか、わたしのゆびさきに

ソロモンのゆびわのように

わたしのゆびさきに おやどりください


じっぽんのゆびにやどった

あなたたちのこえを つたえましょう


せいなるかな せいなるかな

かみのなを ほめたたえよ

あまねくひとの かみをたたえて

そうしてすべてがすべて ともだちに

おともだちになりましょう


あなたがたがかなえたかったそのゆめを

わたしがかなえます

どうぞわたしのゆびさきに おいでください

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