罪人が地から断ち滅ぼされ 悪しき者が最早いなくなるように
誰だ 誰だ 探し当てろ
誰がこの死を撒いたのか
誰だ 誰だ 探し当てろ
誰がこの
責めろ 責めろ 責め立てろ
この不安のただ中に突き落としたのは誰だ
暴け 暴け 暴き曝せ
悪さをしたのはどいつにしよう
反感を買っているのは どこのどいつだ
下せ 下せ 天罰を希え
どうせ奴らも 同じ穴の ムジナだろう
誰が死のうと 同じ事だ
より憎まれている奴を探せ
より悪い奴を吊るそう
さあ唱えろ 憎き貴族の その御名は!
苦しむ我らを糧にして
甘汁すすって 寝転がる
怠惰の化身の その御名は!
罪なき
利権をすすって 姦婦の上で悦がる
人面獣心の その者は誰か!
叫べ 叫べ 被告の名を
尊いとかしずかれた その名を叫べ
この苦しみを背負って死ぬ 我らの
屠って赦されるための 傷だらけの羊を
叫べ 叫べ 屠殺場の牛の名を
博愛の敵を叫べ 病土嚢の敵の名を叫べ
奴が死すれば 我らは怠惰に 平和を得
神の楽園で 哀れなる者達と
記念すべき婚礼に 杯を交そう
最早全ては過ぎ去った
全てが神の望まれた通り
我らは勝った! 我らは勝った!
我らこそ 小さくされた奴卑
天の国は 我らの為にあると 書いてあった
我らこそ 虐げられた義人なり
天の国は 我らを慰めるはずだ
早く、早く、ああ早く!
滅びの時が 待ち遠しくて 狂いそう
神よ! 天の国よ! 裁き給え、尊き者を!
全ての不平等の源を失墜せしめ
そして地獄の炎の中で
舌を熱して苦しませてください
その炎は奴らが 集めた札束で 焚くと良い
彼こそは
力のない者たちよ 喜び歌うときだ!
貴族達を取り囲め
貴族達を引き下ろせ
神は我らと共にいる 私達は勝利者だ
魂を滅ぼす方が 我らの味方
悪人達は永遠に忘れられ
小さく虐げられた我らは 神の国へ
喜び歌え 喜び歌え
歌えない者を裁け
そいつは奴らの味方だ!
決して逃すな 奴らの味方だ
毒麦の穂として 捕まえろ
終わりの時 燃やされるよう 皆束ねよ
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