第4話 出会い

殺し屋のアイリーンは組織の一員となった当初、自分のバディとしてあてがわれた男の姿に目を剥いた。

190はありそうな長身、パツパツのタンクトップに浮き上がる逞しい筋肉、ザンバラ髪に厳つい面立ち。まるで少年漫画に1人は出てくるパワー系脳筋キャラクターだ。


人間の言葉話せるかしら─


『人間破壊スル』とでも言われたらどうしようとアイリーンは戸惑ったが、いざ関わってみると男はなかなか気さくで、任務中に懸賞が当たったとか住民税が高いとかいう話をし、任務が終わるとその場で化粧を始め絶世の美青年に姿を変えてしまった。


その男・副とは現在一緒にカフェ巡りをする仲である。

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