清少納言の『枕草子』 平安時代の人気OLブロガー
清少納言の書いた『枕草子』
学校で「春はあけぼの~」から延々続く文章を暗唱させられた人も多いのではないだろうか。
そんな『枕草子』
テストでは随筆ということで、硬い読み物の印象だが、当時は「こんな上司はイヤだ!」とか、「理想の彼氏と現実」など、宮中でのOL生活を綴り、当時の働く女性たちが共感しまくりの内容だったらしい。
その一方で、言いたいことを言っちゃうので炎上も……
この『枕草子』は、清少納言の女主人である中宮定子の礼賛記事でもある。
まるで女子高で大好きな女性の先輩を崇拝するかのごとく、熱烈に中宮定子を褒め称える清少納言(気持ち分かるわ❤)
でも、『枕草子』が書かれたのは、定子の父である道隆が死去し、定子の兄は流罪、母は死亡、定子は出家と、不遇の時代になってからのこと。
しかし、清少納言の書いた文章にその暗さは微塵もない。
美しいものを愛した清少納言の心意気と定子への深い愛を感じる。
(参考文献 井上ミノル 『もしも紫式部が大企業のOLだったなら』 創元社 2013年)
【コメント】
白狐姫と白狐隊様
紫式部は清少納言大嫌いだったみたいですね。
実はこの時代、清少納言や紫式部以外でも、女性作家はかなり居たらしいです。
このふたりの作品が後世に残ったので、このふたりが有名になったにすぎない……というのが実態だったりします。
残ってないのが残念ですね。
どっかから出て来ないかな?
(白狐姫と白狐隊様)
そうだったんですね♡
残っていたら読みたいです❤
紫式部が清少納言が嫌いなのは、夫の悪口を書かれたからだと言われていますが、女性同士は難しいですね(泣)
白狐姫と白狐隊様いつもありがとうございますm(__)m
日埜和なこ様
辛い思いをする定子様のため、あえて日常と自身の思いを書き綴り続けた……とも考えられますよね。愛を感じます。
清少納言は好きな歴史人の一人なので、取り上げられてるのが嬉しかったです。
他も楽しく読んでいます(*^^*)
(日埜和なこ様)
「辛い思いをする定子様のため、あえて日常と自身の思いを書き綴り続けた……とも考えられますよね。愛を感じます。」
日埜和なこ様、ステキなコメントありがとうございますm(__)m
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