「645年ムシをコろして大化の改新」と覚えた中学時代。

　高校生になって井上靖の名作『額田女王』を読んで、めっちゃキュンキュンした。

　大化の改新後から壬申の乱までの、古代日本を描いた物語。

　額田女王と中大兄皇子と大海人皇子の三角関係にキュンキュン❤

　最初、額田は弟の大海人皇子と恋仲に。娘を生む。

　しかし、その後、中大兄皇子（天智天皇）と深い仲に（「はしょりすぎだよ、おまえ」ってツッコミきそう）

　でもまた大海人皇子に（天武天皇）もフラフラ……

　2人の権力者（兄弟）から愛される額田の三角関係に萌えた。

　大化の改新を行った中大兄皇子と中臣鎌足は、蹴鞠で出会ったとされている。

　しかし、当時の日本に蹴鞠の文化はないらしい。

　また、日本書紀では、大海人皇子と中臣鎌足が同時に登場することがないことから、大海人皇子（天武天皇）=中臣鎌足で、中大兄皇子（天智天皇）の死因は謎が残るが、大海人皇子によって暗殺されたのでは？　という推理を展開する学者もいる。

　真実は分からないが、兄弟で一人の女を争ったのだとしたら、ドロドロだ。

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