ケルト人や古代ギリシアの都市国家スパルタの同性愛
紀元前100年頃、ケルト人(古代ローマ人からはガリア人と呼ばれていた)は周囲の国々から蛮族と言われていたらしい。
その理由の一つに、ケルト人が男性同士で肉体関係を持つ際に、奴隷や少年のみならず、歴戦の勇士までもが、性愛の対象であったこと、身分・階級に応じた役割分担がないことに驚いたらしい。
世界の歴史を見ると、男色は軍事に力を注いだ文化圏において特に普及していたようだ。
古代ギリシア時代の都市国家スパルタでもその傾向が。
これは長期にわたって殺し合いを続ける男たちが、仲間割れを起こさないための性欲処理によるストレス発散だったのか……
(参考文献 ナンセン&ピカール編著 『性の歴史』 三松堂 2021年)
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