南鎌倉高校少女漫画研究部 〜恋は部室の端っこに〜

プロローグ『南鎌倉高校少女漫画研究部』

江ノ島電鉄、通称『江ノ電』

この鉄道の駅である『七里ヶ浜駅』から歩いて3分の距離にある高校がある。

それが『南鎌倉高等学校』だ。

生徒たちの間では『南鎌高』と通称で呼ばれているが、その理由としては、

近くに某有名バスケット漫画でもモデルとして登場した『鎌倉高校』の通称が『鎌高』だから、それに『南』を付けて『南鎌高』になったと言うこと。

それだけの理由だ。

しかしながら、神奈川県の中では最も海に近い高等学校として名前が上がり、また多くのドラマやアニメのロケ地やモデルにもなっていることから、ここの高校また知名度が高い。

そんな高校の中に文化部として記載はされているが、活動内容が全くもって不明な部活が一つある。

- 少女漫画研究部 -

部長の名前は『海老名千春（えびなちはる）』

しかし、ある噂では創部したのはこの人ではなく、副部長の方だと言うこと。

また創部されたのも部長と副部長が1年生の時だと言うこともあり、他の部活とは違い歴史も浅い。

そんな部活で巻き起こる事件をここからは副部長である『藤沢黒夜（ふじさわくろや）』の目線でお送りしようと思います。

一つの青春（アオハル）を存分にお楽しみください…