58日目

〈ハルト視点〉







ハルト「ジャガイモは再来週位かな?」






祖父「そのぐらいにはとれるだろう?

  また友達の所にもっていくのか?笑」







昨日手伝えなかった分

今日は朝からじーちゃんと畑に来ていた







ハルト「うん、ばーちゃんにジャガイモ料理習わなきゃ」






祖父「お前が料理をか?笑」






ハルト「昨日の…友達の看病の時に

  雑炊作ったんだけど全然ダメで…笑」






祖父「雑炊を?…そーか…

  ジャガイモ料理で挽回したいんだな?笑」






ハルト「そっ!!笑 ちょっと難しいやつ習わないと」







じーちゃんは「味見してやるぞ」と笑っていて

友達じゃなくて本当は彼女で…

9歳年上だと言ったらどう思うんだろうと思った…


 




( その前にヒナが会ってくれるかなだな… )







最初にじーちゃんの事で脅した事もあるからか

ヒナはじーちゃんを怖がってるし…






ハルト「・・・・じーちゃんは

  ばーちゃんのどこを好きになったの?」






祖父「えぇ?笑 どーした急に??」






ハルト「何となく?聞いた事なかったし」






祖父「そうだな… 飯だったかもな?」






ハルト「ご飯!?胃袋を掴まれたってやつ?笑」






祖父「そうかもな?笑

  別にどうって事ない飯だったんだか…

  妙にしっくりきてな?

  疲れた時とかにふと食べたくなってな…」






ハルト「ご飯かぁ… 」








ヒナの作るご飯はちょっとオシャレだけど

味付けは、ばーちゃんに似てて

ちょっと古風?な感じだった…






ファミレスのご飯やカラオケで食べる食事に

満足しなくなって、手料理を食べたくなったのも

ヒナのご飯を食べてからだ…







お酒に合わせてオツマミも作るし

食器とかもご飯によって

使うの分けてるみたいだし…

なんて言うか自分の知らない事を

教えてくれるお姉さんだ…






ハルト「いつか… 」






祖父「ん?なんだ?」






ハルト「いや、なんでもないよ!笑」







( いつかヒナをこの畑に連れてきたいな… )






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