55日目
生き物の生活に突然野犬が混ざってからちょっとの時間が経った。
生き物は朝食の残りを野犬に与え、小屋の外に小さな犬小屋を建てた。
家族がいるかもしれない。いつ出て行ってもいいと伝えたいが、その方法が分からない。
ただ、野犬が幸せそうに生き物の尻尾で遊ぶから今はそれでいいと思っていた。
野犬というのは失礼かもしれない。狼の様であり、犬の様でもある。
知能はそこそこあるようだ。生き物が言葉を発さずとも、行動を読み取っている。
生き物が戸棚を開けるので、犬は先回りして床に転がった。
少しごわついた毛を生き物がブラッシングしてやると犬は嬉しそうに尻尾を振った。
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