100日経っても幸せなヤツ
四十物茶々
1日目
そこは谷の底。光が差し込み、ふわふわとした暖かな空気が流れていた。
そこに一匹のウサギのようなクマのような生き物が生息していた。
その生き物は人間を知らない。友達も知らないが、毎日がとても幸せだということを知っていた。
人が忘れてしまった小さな幸せをたくさん知っているその生き物の生活をのぞいてみることにしよう。
それは、ここだけのお話。他の人には内緒だよ。
僕と友達になって、幸せの共有をしようと生き物は笑った。
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