第273.5話 《キャラ紹介》(5)

 7章の登場人物を、軽く流す感じでキャラ紹介をば

 なお、〇は「この世界の人間」、・は「異世界の者」である



 ==簡単なキャラ紹介==

・【ヨーコ】

 【妖狐】の職業ジョブの力を冒険者に与えている神様であり、吸血鬼ココア・ガールハント・ヒアリング3世に力を与えている一柱

 自らのことを『わっち』と呼んでおり、冴島渉達と同じく『神の家』という温泉旅館に宿泊している



・【ソロモン】

 【召喚士】の職業ジョブの力を冒険者に与えている神様であり、冴島渉に接触してきた一柱

 レベルⅥ以上にするための試験として、『【宝石召喚獣】よりも強い召喚獣を召喚して見せろ』という試練を冴島渉に出す



〇【幻影のソードマスター/幽鬼コジロウ】 ランク;? 【侍】

 幽鬼カルタフィルスの固有スキル【未練あるなら】によって、復活した死者の1人

 あの有名な死者【佐々木小次郎】の概念から生まれた死者であり、自らの執念に従って、必殺剣を目指して修練を続けていた

 しかし、絶望スカレットによってNPCへと変えられ、その才能はルトナウムとしてスカレットの手に渡ってしまった



〇【古代王のキャスター/幽鬼ツタンカーメン】 ランク;? 【呪術師】

 幽鬼カルタフィルスの固有スキル【未練あるなら】によって、復活した死者の1人

 あの有名な死者【ツタンカーメン】の概念から生まれた死者であったが、スカレットによる洗脳を受け、勝負大好きな戦闘大好き人間となってしまう

 その身体には、古代も、エジプトにも関係ない、近未来満載の機械の身体となっている



・【《ペンライト》小鬼】 ランク;? 【なし】

 絶望スカレットが、洗脳効果によってビーワンちゃんに召喚させた世界小鬼の1体で、生物ではなくアイテムなどの部類に入る。倒すと、【幸せペンライト】という武器を落とす

 全ての相手を『推し』として認定し、【推し幸せ光線】によって、相手に子供を作り出し、その様子を幸せそうに眺めるのが趣味

 この子供がいる状態では、《ペンライト》小鬼は一切ダメージを受ける事がない、無敵の壁となる。ちなみに子供は崖から落とすことで排除が可能で、聞けば普通に教えてくれる



・【《悪女帝》吸血女帝ココア・ガールハント・ヒアリング】 レベル;Ⅴ 【妖狐】

 冴島渉が吸血鬼であるココアを、『吸血鬼の王』として、新たに召喚し直した姿。分類上は"物語召喚獣"という召喚獣の一種

 クリスタルで出来た王冠を被り、その背中には金色のマントを羽織っており、狐の尻尾は一気に増えて9本に。勾玉が先端に取り付けられた専用の杖【鮮血の杖】を保有している

 吸血鬼としての弱点を全て消え、なおかつ吸血鬼としての長所がさらに飛躍的に伸びている。また【鮮血の杖】を相手にぶつけることにより、相手のスキルや能力を眠らせて、使用できない状態にすることが可能となっている





〇【荒廃ノネック】 レベル;Ⅴ 【魔女】

 【街】所属の1人で、【荒廃】担当。召喚獣である【ろくろ首】の身体に、ルトナウムになってしまった人間の魂が乗り移る事によって、生まれた存在

 魔女帽子を被った、黒いワンピースの女。決め台詞は「さぁ、誰も生き残れない時間です」

 固有スキル【どきどきっ♡ 愛は人を強くする】を持っており、デバフを永続化させる力を持つ。加えて、自分が触れたモノなら、どれだけ回復能力が弱いモノであろうとも、どんな怪我ですら治す万能薬とすることが出来る

 赤坂帆波の家を破壊して、【三大堕落】の面々をヨーロッパ国へとおびき寄せた。今現在はダブルエムに取り込まれており、固有スキルはダブルエムの物となっている



・【災害ブイオー】 レベル;Ⅴ 【??】

 【街】所属の1人で、【災害】担当。召喚獣である【サンダーバード】の身体に、絶望スカレットの力によってルトナウムと変えられた幽鬼シーヴィーが乗り移る事によって、生まれた存在

 修道服を着た、ボタン瞳のエルフ耳少女。決め台詞は「さぁ、もう一度歌い殺す時間です」

 雷雲や雷電を操り、まさしく災害の源たる大自然の体現者。なおかつその翼で、自由に空を舞う。職業スキル【悲嘆の刃】によって、他者を自分自身にして仲間を増やす戦術で戦う

 絶望スカレットによって、『吸血鬼ココアを倒す』という事を重点的に考える、復讐の悪鬼となってしまっている



・【回帰ダブルエム】 レベル;Ⅴ 【工場】

 【街】所属の1人で、【回帰】担当。召喚獣である【ろくろ首】の身体を奪った荒廃ノネックを、自らに取り入れたダブルエムの、新たな姿

 ダブルエムの時の形態と違い、背中に大きな貝のようなものを背負っており、手には口があってあらゆるモノを食べられるようになっている。決め台詞は「さぁ、再び世界を沈める時間です」

 絶望スカレットの正体を知り、赤坂帆波と絶望スカレットの両方を守るために、敢えて【街】の所属へと名乗りを上げる事とした



・【暗黒武装姫ヘミングウェイ】 ランク;ⅥーⅥ 【暗黒騎士/召喚士】

 絶望スカレットによって、強制的にレベルⅥの召喚獣である【冥界姫ラセツ】と合一させられた、合一召喚獣の1体

 絶望スカレットの命令に忠実に従い、【街】の手先となってしまっている




〇【絶望スカレット/アカサカ・ホナミ】 レベル;Ⅹ 【パティシエ】

 【街】所属の1人で、【絶望】担当。召喚獣である【ファントム】の身体に、ルトナウムになってしまった赤坂帆波の魂が乗り移る事によって、生まれた存在

 シルクハットを被った、黒ドレスの女。赤坂帆波と同じ顔を隠すためにペストマスクを普段からつけており、決め台詞は「さぁ、絶望に沈める時間です」

 【パティシエ】の力によって、ありとあらゆる物を混ぜる事によって、洗脳に近い事を行っている。また距離を無限にした"攻撃を辿り着かせないバリア"など、色々な手段にて、他者を絶望へと追い込む

 【街】という組織を作った発起人であり、自分達が住みやすい街を作り出すために、今現在の地球の文明を一度全てリセットしようと考えている

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