第2話 来週会える
「そんなことねーや」
「なんで?」
塊の氷をアイスピックでガリガリ中
「何やってんだよ」
「氷ガリガリやってんの」
「ああ、そうだよねw」
「何やってんの?歩いてんでしょ?」
「うん。駐車場から遠いんだよね」
「駐車場遠い?w」
「うん。周りいっぱいでさ、歩いてんだ、駐車場」
「周りがいっぱい?」
「ホテルの近くがいっぱいでさ」
「うん、心配!!」
「心配じゃねーだろ、もう着くよ」
※早口
「足もつれない?」
2人で大笑い
「はいはい。じゃ明日帰るからね、来週・・・また電話するよ」
「ほんと?」
「うん」
「楽しみ!」
「楽しみだね」
「明日ではない?」
「明日ではない。ちょっと明日は無理かな」
「だね。私も自転車だから」
「自転車で筋肉痛だからな」
「バッキバキになってるから」
「それじゃあ、またな」
「気を付けて」
完
3・55
あなたと電話 2021年9月5日 しの @anatato
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
同じコレクションの次の小説
近況ノート
関連小説
あなたと電話 2021年8月10日/しの
★3 エッセイ・ノンフィクション 連載中 5話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。