11日目 9月14日 「無駄なシーンは省こう」

 11日目の神崎です。

 対戦よろしくお願いします。

 皆さんは『無駄なシーン』と言われたら、どんなものを思い浮かべますか? 


 キャラクター同士の無駄話。

 不必要な情景描写。

 蛇足と思われる心理描写。


 こんなところでしょうか。

 神崎はこれくらいしか思いつきません笑。

 まあ、人それぞれ無駄という基準は違うと思いますが、今回は神崎の物差しで語らせてもらおうと思います。

 さて、一つずつ説明していきたいところですが、ぶっちゃけた話、補足するような点はありません。書いてある通りが、そのままの意味ですからね。これ以上、神崎が言及することはありません。

 なのでここからは、なぜ無駄なシーンを書いてはいけないのか。それについて語っていきたいと思います。

 結論、無駄だからです。

 はい、そのままですね。

 いやいや、ちょっと待てよ神崎。お前、西尾維新先生の『物語シリーズ』読んだことねえのかよ。あの作品、お前の言うようなキャラクターの無駄話ばかりだぜ? というか、作者本人が雑談ばかりの小説って言ってるくらいだぜ? 日常系や恋愛のジャンルはどうすんだよ。キャラ同士のほのぼのとした掛け合いは無駄だって言うのか?

 返す言葉がありません。

 ですが、神崎は公募に向けての小説を書いている身なので、少し考え方が違うんです。

 なので、タイトルを改めようと思います。

 題して『公募に提出する小説は、無駄なシーンは省こう』です。

 そう、公募に提出する前提の小説に今回は限ります。キャラクター同士の雑談、大いに結構です。何気ない日常会話は作品にリアリティを吹き込みますからね。没入感を生みます。

 貴方が既にデビューを果たしている作家やWeb上で活躍する作家であれば、今回の話はあまり関係ないかもしれませんね。

 で、じゃあなぜ公募に挑む作家には必要なのかというと、正味な話、規定文字数の問題があるからです。

 ワード130枚分。

 それが電撃大賞が設けている規定です。

 130枚以下になるのは問題ありませんが、一枚でも一文字でも超えてしまうと、それだけで一次選考から落とされます。

 ルールを守らない作家が、デビュー後に締め切りを守れるとは思えませんからね。

 まあ、それはさておき。

 そんな理由で落選するのは辛いですし、なんといっても恥ずかしいですから、ワード130枚という規定は絶対に守りましょう。

 ……少し話が逸れましたが、では規定枚数と無駄なシーンがどう関係するのか。

 それは、結構単純な話で、無駄なシーンを詰め込み過ぎると規定をオーバーしてしまうからです。いやね、本当に短いんですよ。ワード130枚。神崎は常々、150枚に増えないかとぼやいています。

 しかも、当たり前ですけど、小説って物語の始まりから終わりに向かってかきますよね?

 もしかしたら、終わりの方から書く派閥の人がいるかもしれませんが、大抵は始めのプロローグとかから書くと思います。

 で、そうなると、物語を書き終わった時、文字数の問題でいざ無駄なシーンを省こうとすると、文章全体を少しずつ、少しずつ改稿していかないといけないんですよ。

 これがとにかく大変で、一つの部分を変えると、それによって別の部分に矛盾が生まれてしまったり、読み難くなってしまうことがあります。

 それがとにかく大変なんですよ!

 はい、重要なので二回言いました。

 だから、公募に応募する際には、なるべく無駄なシーンは省いて書き、枚数に余裕ができれば肉付けしていくような方法を神崎はオススメします。

 というわけで、絶賛枚数が足りないため文章全体の改稿に追われている神崎でした。

 それではまた次回。


 

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