言葉の表裏

 人の言葉がまっすぐに受け入れられないことってありませんか?

 たとえば、京都では「賑やかね」は「うるさい。静かにして」という苦情だ、なんて話は結構有名ですが、(京都に住んでいない)私もつい相手の言葉の裏を考えてしまいます。


 先日、年上の同僚女性に「最近イライラしてしまって」という話をされました。私は共感のつもりで「自分もしょっちゅうイライラしますよ;」なんて返しました。その時はこれで良いと思っていたんです。


 でも、家に帰ってふと思いました。あれは「あなたにイライラしている」というメッセージだったのでは? 求めていたのは共感ではなく、謝罪だったのでは? と……。

 実際、私はどんくさくて人をイライラさせる天才です^^;


 そんなはずはないだろうと思われるかもしれませんが、女性には結構おおいパターン。なのに言葉をストレートに受け止めて顰蹙ひんしゅくをかったりするわけです;


 だからといって、オブラートにくるまず伝えられると、それはそれで激しく落ち込んでしまうので自分でも困ったやつだなと思うのですが。



 自分では、何か人にしてもらいたい時は「〇〇の時は△△してもらえると助かります・嬉しいです」と言うようにしています。

 具体的に伝える方が分かりやすいですし、必要以上に相手を責めずに済む気がするからです。


 フワッとした言い方は優しさかもしれませんが、何が正解なのか分からず、ずっとモヤモヤしてしまいます。相手の言葉の真偽をパッと見極められる人は、きっとかなりの「人付き合い上手さん」なのでしょうね。

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