Report 4 清丸町(1)

 賢治はそれから、ひたすら魔術の勉強に励み続けた。


 寝ても覚めても力場をコントロールすることのみを考え、卵を割らないよう気をつけた。その結果、キャッチボールのように交替で呪文を撃ち合う演習では卵を割らないようになった。

 だが練習が試合形式に移ると、すぐに割ってしまっていた。

 そんな魔術漬けの日々は瞬く間に過ぎていき、賢治が因幡邸でお世話になって九日目――ゴールデンウィークの最終日を迎えることになった。……


 賢治たちはいま、すっかりお馴染みとなった練習場にいる。

 賢治と現世、そして桐野の三者は、すっかり魔装した状態で向かい合っていた。

 今から行われようとしているのは、現代実践魔術の実戦練習スパーリングである。伝統的なルールに則った試合形式で行い、どちらかが決まり手を出すまで互いに呪文を掛け合うのだ。

 この連休中、賢治はこの練習試合を桐野相手に四回行っている。

 結果は、賢治の0勝4敗。その全ての試合で賢治は、スリコミタマゴニソクリュウの卵を割ってしまっていた。


「いよいよだな……、賢治」


 ゲーティアの中から、現世が呼びかける。

 引き締まった現世の顔とは対照的に、賢治はかなり不安な面持ちでいた。


「この時が来てしまった……。大丈夫かな」

「何を言っておる。そんな弱気でどうするのだ」

「だって、まともに試合になったの昨日だけだったじゃないか……。最後はやっぱり卵割れちゃったし」

「馬鹿者! それは成長しとるということで、何も恐れることはない。


 信じるフェイスするのだ、自分の勝利を。イメージするのだ、自分が勝利した姿を」


「……そうだな。泣いても笑ってもこれで最後。……よし! やるぞ」


 最終日である今日は朝から、これまでの学んできたことの確認としてテストを実施した。科目は、ペーパーテストが「精霊学」「呪文学」「魔導史」「ゲーティア」の四科目、実技が「ゲーティア」と「呪文学」の合同で一科目である。ペーパーテストを終えた賢治は、これから実技のテストを実戦練習形式で行うところだった。

 試験監督は、もちろん徳長である。


「用意!」


 徳長の号令。

 賢治と桐野は、それぞれの構えを取る。

 賢治は剣道の青眼に似たフロント・ポジション。

 桐野はフェンシングの構えに似たサイドウェイ・ポジション。

 この二つの構えが向き合う光景も、もはや見慣れたものとなってしまった。

 賢治と桐野は、互いに相手をにらみ合う。

 竹林から、二羽のカラスが飛び出した。


「――始め!」


 戦闘、開始。


「《ファイアボール!》」


 賢治が、声を張り上げて呪文を詠唱する。

 トネリコの杖から火の玉が飛び出した。あっという間に生成されて、発射された。


「《アブラカダブラ!》」


 桐野が対応するように唱える。

 《アブラカダブラ》の円陣は、賢治の《ファイアボール》を両断し、霧散させてしまった。

 だが、賢治は全く動揺しなかった。打ち消されることは読めていたからだ。

 初手の呪文は時間稼ぎである。

 今、賢治は本命の呪文を詠唱し終えようとしていた。


「『ゲーティア』第七席の悪魔……《曜鷺侯爵ようろこうしゃくアモン――》」


 赤い本に変身した現世が光り始める。


「《ディスターブ・チャント!》」


 桐野が唱えた。杖からペールブルーの閃光が出る。「対象の呪文一つの詠唱を妨げる」効果を持つ詠唱妨害呪文である。剄路負担率は10。


「《召喚エクスヴォケーション!!》」


 閃光が賢治に直撃する。

 しかし詠唱は既に終了しており、何の効果もなかった。

 賢治の足許と目の前に円陣が浮かぶ。目の前の方の円陣から、召喚精霊がズズズとせり上がっていくように出現した。


Crrrrカルルルル...... ご主人、ご命令を」


 それは背丈こそ子どもと同じくらいしかないが、恐ろしい姿をした怪人であった。

 蛇の尾を持ち、犬の牙をのぞかせたゴイサギの頭を持つ。身体はボロボロの赤紫のマントで覆われており、剥き出しの四肢には狼の毛がふさふさと生えていた。

 

 【7.曜鷺侯爵アモン Marquis of Blink Heron, Amon】

  戦闘力 A-(攻撃 A- 体力 A- 射程 B 防御 C 軌道 B 警戒 B)

  霊力 A 教養 A+ 技術 B 崇高 A 美 D 忠誠心 B 使役難易度 III


「《モールディング・ゴーレム! ――For three times!》」


 桐野の目の前の地面に三つの円陣が出現する。円陣が浮かんだ箇所が盛り上がり、1メートル前後の大きさをした三体の土人形が誕生した。術師の命令を忠実に聴くゴーレムを召喚する、召喚呪文である。


「行けっ! アモンッ!!」

「御意」


 アモンは賢治の命令に応えるように、泥と土でできた不恰好なゴーレムたちに向かって突撃していった。背中に生えたゴイサギの翼を広げ、地上1メートルの高さを滑空していく。退化した翼では、高く飛翔することができないのだ。


「《サモン・ディポーテーション!》」


 堺の杖から、薄いピンク色の光がアモン目がけて発射される。召喚精霊を強制的に、この次元から元の次元に帰還させてしまう呪文だ。バウンス呪文と呼ばれるものの一つである。勁路負担率15。


「戻させるかよ! 《アブラカダブラ》!」


 賢治は慌てずに唱える。さっきと同じ《アブラカダブラ》の円陣が、堺の《サモン・ディポーテーション》の光線を遮断して打ち消した。


Crrrrrrrrカアアアアアアアアッ!! 〔妖・鷺・蹴パープルヘロン・・撃・爪クロウインパクト!!〕」


 アモンの足が、妖しい紫色の光に包まれる。その魔光まこうを放つ鋭い爪に、二体のゴーレムが無残に破壊される。

 ゴーレムに召喚したときと同じ円陣が浮かぶ。

 桐野のコントロールが利かなくなり、元の泥や石に戻っていったのだ。

 アモンは残りの一体も難なくいなし、堺の防衛線を突破する。


「《ビルディング・プレート!》」


 堺、唱える。

 円陣がアモンの導線上に出現する。正面衝突させる気だ。


「《アブラカラブラ!》」


 賢治が対応して唱える。

 《ビルディング・プレート》が打ち消された。

 アモン、堺の目前まで迫る。


(勝った!)


 賢治はそう確信した。

 しかし、であった。


「《Replay》, 《――For Three times!》」


 桐野がそう唱えると、アモンの真下から三枚の石版が三角形を描くように飛び出てきた。


「! 《アブラ――》」


 賢治は3回目の《アブラカタブラ》を唱えようとした。

 しかし、間に合わなかった。

 ズズズゥゥゥゥン!!

 アモンは、三枚の石版の中に閉じ込められてしまった。

 桐野はいま、二つの指示呪文を唱えた。《Replay》は一手前に唱えた発動呪文を再び詠唱することなく現象させる「再唱」の効果を持つ。次の《For + (数詞) + times》は、任意の数だけ同じ効果の呪文を連続して唱えられる「連唱」の指示呪文である。

 桐野はこの二つの指示呪文を組み合わせて、さっき唱えた《ビルディング・プレート》を、同時に三回唱えるということをやってのけたのだ。


「アモンが閉じ込められてしまったのだ!」


 現世が叫んだ。石版ははるかに高く、3メートルは悠に超すと見られる。アモンができるのは滑空のみであり、飛行能力はない。つまり、ここからは抜け出せないということだ。


「破壊してやる!! 《ファイア――》」

「《フローティング・ストーン》」


 ブゥゥウン……。

 ゴーレムの残骸や砕かれた石版が、ベージュの光を帯びて浮かび始める。


「何ッ!?」


 《フローティング・ストーン》とは、術者が数分前までに唱えた呪文によって作られた土の属性を持つ物質を、念動力によって一度だけ自在に動かすことができる呪文である。


「《Shoot!!》」


 「発射」を意味する指示呪文を唱える桐野。

 浮遊する大量の石つぶてが、賢治目がけて襲い掛かる。

 賢治は(くそっ! 最初からそれが狙いだったのか!)と、自身の失策を悟る。


「《プロテクティヴ・シ》――ッ!」


 三センチ強の石の弾丸が、賢治の杖に命中する。衝撃により指が離れ、杖は足許に落ちる。


「賢治!」


 現世が悲鳴のような声をあげる。


「《サモン・ディポーテーション!》」


 堺の杖からピンク色の光が放物線を描くように伸びて、石版の囲いの中に入っていく。勁路負担率は15。

 ブシュウゥゥゥ――石版の囲みの下にアモンの円陣が浮かぶ。そして紫色の霧が高く昇っていった。

 アモンが強制的に《帰還》されたのだ。

 生き残った一体のゴーレムが、賢治目がけて一直線に迫ってくる。


(心身を引きしめる適度の緊張と、成し遂げたいと思う強固な意志。全ての雑念を払い、この一撃に意識を集中させる!)


「《ファイアボール――Maximum!!》」


 半径六十センチ強の火球が、賢治の杖先から飛び出す。

 ドオオオオオンッ!!

 ゴーレムに着弾して大爆発を起こした。

 賢治は、極大の《ファイアボール》の爆風と光から顔をかばうような体勢をする。


 《Maximum》と《Minimum》は、出力制御のための指示呪文である。発動呪文のあとで組み合わせる事により、前者は最大出力で、後者は最小出力でその呪文の効果を発現させるのだ。


「くうっ――、……!」


 嵐が収まり、賢治が目を開ける。

 ゴーレムのいたところは、えぐれて小さなクレーター状になっていた

 卵を見る。ヒビは入っていない。


「や……やった! とうとうヒビを入れずに《ファイアボール》を最大出力で撃つことができたぞ!!」


 賢治は歓喜の声をあげた。

 だが、それは現世の一喝によって中断された。


「馬鹿者! 試合中だぞ!」


 前を向き直す賢治。


「え――」

「《オーバーグロウン・グレイトヴァイン!》」


 桐野は唱える。

 緑色の円陣が地面に出現し、その中で大量の蔓がうごめきはじめる。


「わ、わわ! 《アブラカダブラ》!」

「《アブラカダブラ!》」


 賢治の打ち消し呪文は、桐野のカウンターによって見事に打ち消された。

 《オーバーグロウン・グレイトヴァイン》の円陣から飛び出してくる無数の蔓。

 蔓は劇的な速さで伸び、あっという間に賢治の身体に絡みついてしまった。


「ちょ、待っ――あぎぎぎぎ!」

「そこまで!」


 徳長の合図が、芝生の上に響き渡る。

 霊力の蔓は賢治を解放すると、粉々に朽ちていった。


「双方、魔装を解きなさい」


 桐野は「はい、先生」と返事をして、杖をベルト付きホルスターの中にしまい込む。帽子とマントを脱いで片腕に抱える。マントの下はPUMAのトレーニングウェアという、純然たるスポーツスタイルだ。


「《……Converge》」


 そう賢治が言うと、賢治と現世の魔装が解かれた。

 現世の元の姿に、賢治は黒い長袖のドライTシャツ一枚と青いジャージというラフな格好が現われる。


「最初の位置に戻って」


 三人は、徳長の指示に従って元の場所に戻る。

 そして、一礼。


「「「ありがとうございました」」」


 徳長、賢治の方に近寄る。

 そして、ワイバーンの卵の状態を丹念にチェックする。


「せ……、先生」


 賢治は不安そうに徳長の顔を見つめる。

 徳長は、スッと右手を差し出す。

 それから、微笑を浮かべてこういった。


「頑張りましたね、賢治くん。――テストは、合格です」


 賢治は思わず、目を見開いた。

 そして、緊張の糸が切れてドッと肩の力が抜けた。


「ご……ごうか……」


 賢治は、徳長の手を握り返して謝辞を述べる。


「あ、ありがとうございますっ!!」


 賢治は嬉しかった。

 何日も熱心に打ち込んだことが報われた。そうした経験に慣れていない賢治は、その喜びもひとしおであった。


「力場のコントロールはよくできています。卵にはわずかなヒビしか見受けられません。主用な指示呪文も使い方を間違えず、唱えられています。ただ空間認識が相変わらず甘いところがありますので、今後とも努力を続けてください。理想は、桐野さんの《フローティング・ストーン》のように正確なコントロールを身に着けることです」


 徳長がさっきの賢治の実演を講評する。


「はい、先生」

「それと……。さっき最大出力で《ファイアボール》を撃ったとき、卵を見ましたね?」

(――ギクリ)


 痛いところを突かれた、という表情を浮かべる賢治を、徳長はじろりと見やる。


「は、はい」

「いけませんね。戦闘中にああいう油断をするのは。どんなときでも、『今自分が何に集中するべきか』というのを常に肝に銘じておきなさい。そうしないと、また霊波動が瞬く間に乱れてしまいますよ」

「すみません、先生……」


 隣で桐野が、「バカじゃないの」とでも言いたげな視線をこちらに向けていた。


「さて。では実技の講評はこのくらいにしておいて……。ペーパーテストの採点が終わりましたのでお返しします」


 徳長が笑顔で「はい、賢治くん」と、四枚のプリントを手渡す。


「¡Buahブァフ......!(オーノー……)」


 イソマツがその解答用紙を横からチラ見して、思わず声をあげる。

 至るところが、赤のチェックで埋め尽くされていたからだ。


「賢治くん。何か、いうことは?」

「暗記系教科で二ケタ取れて良かったです!」


 ブバーッ。

 徳長の右手から放たれた〔烈風衝〕(微弱)が、賢治を三回転ばした。

 ひらひらと舞うプリントのうち一枚を、徳長はその手に取る。


「満面の笑顔で応える点数じゃないですよね、これ?」


 徳長は、目が全く笑っていない笑顔で問い詰める。それは「二十八点(百点満点中)」と書かれた「魔導史」の解答用紙だった。


「すみません……、中学のころから暗記系教科は苦手で……」

「賢治くん、鎌倉幕府が成立した年は何年ですか?」

「ええと……。たしかイイ、イイ……1129イイニク食おう、鎌倉幕府ッ!!」

「〔烈風衝〕」


 賢治が、再び草むらの上をごろごろと転がった。


「キリちゃん、肉を食べて滅んだ国なかったっけ?」

「それはいん王朝。あと最近の教科書は、1192年イイクニじゃなくて1185年イイハコで記載しているから、この点も間違い」


 イソマツが茶化し、桐野が呆れ顔で言う。


「賢治くん。ルネ・デカルトは三十年戦争でバイエルン公マクシミリアンの部隊に従軍しましたが、その際休暇をもらい、のちの研究のきっかけとなる白昼夢を見たのはどこに滞在していたときのことでしょうか?」

「ウルム近郊の小さな村!」


 賢治は、草むらに突っ伏した顔をがばりとあげて答えた。


「4月27日は、その日にソクラテスが『アテナイの若者をたぶらかした罪』として死刑判決を受けたことにちなみ哲学の日とされていますが、それは何年のことでしょう?」

「紀元前399年!」

「世界は火・水・風・土という四大元素から成り立っていると提唱した哲学者の名前は?」

「エンペドクレス!」

「では、この四大元素を司る四つの精霊を考案した錬金術師パラケルススの本名は?」

「……ジュゲム・ジュゲム・ゴコーノスリキレ……」


 ブバーッ。ごろごろごろ。

 下手なごまかしには制裁を、である。


「賢治くん。勉強を自分の好きな事柄に関連づけて覚えるのは効果的な学習方法の一つではありますが、その方法に頼らなくても知識をつけられるようにしましょうね?」


 徳長は、唇の右端をひくひくとさせながら忠告する。


「はい……」

「……まあ魔導史がズタボロとはいえ、残り三つがギリギリ合格点に到達していますし、実技は合格点ですからよしとしましょう」


 徳長は伸縮式の杖を取り出し、賢治の卵をコツンと叩く。すると卵は浮力を失い、徳長の手の中に納まった。


「――では、これで大型連休中に行われるカリキュラムは修了したことになります。八日間お疲れ様でした」


 徳長がそういって頭を下げると、徳長以外の全員が礼をして「ありがとうございました」といった。

 賢治は頭を上げると、徳長に「賢治くん」と声をかけられる。


「賢治くんは知識の偏りと記憶力の悪さ、また経験不足からくる判断力の欠如がこの九日間では目立ちました。けれども、あなたには『ここではないどこか』を求め続けるような、強い『芯』のようなものをあると思うんです」

「強い……芯」

「そうです。『核』といってもいいかもしれませんが、根源を求めたり未知なものを明らかにしたりしようとする強い意志を感じます。それがあったからこそ、あなたは癸に勝てたのです」

「い、いや、そんなことは……。あのときだって、堺たちの応援が来なかったら間違いなくテロリストに捕まってたし……」

「未知の存在と脅威に遭遇して、ああいう行動を起こせたこと自体がすごいことなんですよ。現世さんという優秀なパートナーの助けもあったことでしょうが、あなたのうちに秘められた力――これは〔鍵〕とかそういうことではなく、『青梅賢治』という人間の存在の根本にある生命の力、魂の力が強いことの証なんです」

「魂の力……」

「今後も、その強い芯をくじけないよう頑張ってください。この勉強は、これからもずっと続いていきますからね」

「……はい!」


 徳長に褒められ、賢治の心は気恥ずかしさよりも素直に「嬉しい」という感情に満ちていた。

 一生懸命やったことの成果を他人に評価されて、これほど嬉しいと思えたのは、初めてのことに近かった。


「うぃ~す、よっす、よっす。やってるねェ」


 その時、竹林の中から因幡が現れた。


(因幡さん? 何の用だろう?)


 賢治は突然の因幡の登場に少し困惑した。

 この八日の間、賢治の魔術の勉強はもっぱら徳長が行なったため、因幡はほとんど関わってこなかった。


「師匠から、これからの予定についてお話して頂きます。――師匠、お願いします」


 徳長は改まった口調でそう言う。因幡が「おう」と軽く返して、賢治たちの前に立つ。


「おめえら九日間、お疲れさんナ。労いの言葉もそこそこで悪いんだが、俺からお前らに伝えたいことがいくつかある。まず、マガツの動きについてだ」


 因幡がそう言うと、周囲の空気が途端に引き締まった。

 それから、やや長い話が始まった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る