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    第1話への応援コメント

    コメント失礼します。主人公の裕太に寄り添った語り口ながら、彼の内面はほとんど描かれず、淡々とした描写で、彼の感情を伝えているように感じました。殺伐とした家庭で育った内向的な少年が、何か希望を求めてこの地へやって来たわけでもなさそうだし、かと言って投げやりになっているようにも思えません。自意識が極めて希薄なような。グレッグとの会話、洞窟ツアーの仕事の様子、目の退化したグロウワーム、母親の視線。すべてのエピソードやイメージがラストシーンに収斂していく快感を覚えました。それまで静謐な空気の中を運ばれてきた物語だっただけに、ホテルで裕太が幻影を叩き潰すシーンが強く印象づけられます。ラストの裕太の思いは、ほんの少しだけ希望と呼んでもいいような何かに、心を動かされたように感じました。そのきっかけとなったのは、メイという女性との交流なのではと思いました。長文失礼しました。短い中に内容の濃い、素晴らしい作品を読ませていただきました。ありがとうございました。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。丁寧に読んでいただいてとてもうれしいです。