SOS
https://kakuyomu.jp/works/16816452220205950704
カテゴリ:現代ドラマ (完結済)
2021/5/9~10 作成
全1話 1,100字弱
このお話は、あらすじにも書いているとおり、ほぼ100%実体験です。
なぜ「ほぼ」か、っていうと。
ちょっとネタバレになるけど。
記憶が無いんですよ。
なんで、電車に飛び込まずにすんだのか
というところの記憶が。
お話の中では、ちょうど、『乗る方面の電車が来たから』ということにしていますけど。
確かに私はあの日、あの日だけじゃない、何度も思っていたのです。
あ~、今ここで飛び込んだら、会社行かなくて済むんだな
あ~、今ここで飛び込んだら、仕事しなくて済むんだな
でも、重要なのは、『死にたい』って思っていた訳ではない、ってことなんです。
友人の話になりますが。
うつ病を発症して入院した友人がいます。
今はもう完治して、元気に暮らしています。
本当に、心から、良かったと思っています。
大切な友人を失う事にならなくて。
だって、その友人が、言っていたのですよ。
死にたい、じゃなくて、死ななきゃ って思っちゃうんだよね
って。
これって、ものすごく怖いことだと思います。
欲求じゃなくて、脅迫観念。
友人は当時、ものすごく仕事が忙しくて、うつ病発症の原因は、超過勤務です。
もしかしたら
死にたい
って、思っているうちは、まだマシなのかもしれません。
死ななきゃ
って。
いったいどんな状況まで追い込まれたら、そんな考えになってしまうのか。
私には残念ながら分からないですが、友人が当時相当追い込まれていたことは、容易に想像がつきます。
今、超過労働、過労死、ようやく本気で取り組みが始まりましたよね。
私もね。前は思っていましたよ。
死を選ぶくらいなら、そんな会社、さっさと辞めればいいのに
って。
きっと、こう思われる方は、相当数いらっしゃると思います。
でも、違うんですよ。
死を選んだ訳じゃないと思うんです。
亡くなられた多くの方は、
気付いたら、そうなっていた
のだと思います。
無知って、怖いです。今さらながら、申し訳ない。
自分で体験してみないと、なかなか理解できないものです。
でも、こんな体験、しないで済むならしない方がいいに決まっている。
私の体験は、まだまだ序の口なんだと思います。
今現在、元気で生きていますし。
それでも、少しなら、理解できる。
だからせめて、私の見える範囲の人だけでも、異変は早めにキャッチして、対策できたらと思っています。
過労なんかで、大事な人達を失いたくないから。
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