あらすじ
トロレル(地底世界)での長期休暇明け、エシルバは初外務としてジグたちとともにトロレルの万博視察に訪れていた。大樹堂近辺でかつてゴドランの影武者だった男、ダイワンの目撃情報が浮上する中、エシルバは大樹堂に戻りグリニアからブユの石板が発見されたことを知らされる。
巨大隕石アバロン阻止のために扉を開くには、星宝と呼ばれる「銀のつるぎ」を太陽の石台に刺し、守護者の怒りを解放する必要があった。しかし、一向に銀のつるぎが”何なのか”分からず――エシルバは、アマク大学のルバラー教授やリフたちとともに、ヒントを見つけるため石板の調査に乗り出した。
調査を進めるうち、星宝の「銀のたまご」が発掘されたトロレルのミセレベリーヨ空洞に答えがあると予測する。さらに、史料の読解を人工知能エム=ビィに依頼したエシルバたちは、「真実のコイン」が真相を突き止めるために重要な鍵となることを知る。それは、ブユの暴走伝説にまつわる星宝に記されていない、十二番目の星宝だった。ある夜、エシルバはブユの石板が夜になると活動化することに気付き、その中で金色の硬貨を握りしめた。目を覚ますと、右手の鍵の文様が変わっていた。
そんな中、十年に一度開催されるシクワ=ロゲン祭が開幕する。三大国の平和の象徴として祭られてきた銀の卵が一般に公開され、エシルバたちは卵の厳戒態勢に当たった。ロゲン祭閉幕後、アマク女王から使節団員に銀の卵が発掘されたミセレベリーヨ空洞の調査を依頼される。
そこへ、行方不明とされていたゴドランの元側近、メグロヴィンが現れる。彼はトロレルの元王家であり、アマクとトロレルの橋渡し役として女王に同行を許可された。こうしてミセレベリーヨ空洞の調査に乗り出すこととなったアマク使節団一行。エシルバはアマク女王に銀の卵を託され、新たな旅へと向かう。
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