第肆拾捌話

帰宅後に片付けをしていると、子供の通園バックの中に折り紙で折られたハートが入っていた。

子供に聞くと、担任の先生に貰ったのだという。

嬉しそうにしていたので、専用の入れ物を用意してあげた。

次の日、今度は折り紙の鶴が入っていた。

それから、毎日のように折り紙を持って帰ってくるようになり、毎日嬉しそうに宝箱に閉まっていた。

そんな事が続いたある日、いつものようにカバンから折り紙を取り出すと、少し形が崩れていたので、直そうとすると、折り紙の中に何か書いてあるのを見つけた。

何かと思い、開いてみると「恨」と書いてあった。

思わず折り紙を投げ捨てた。

しばらくその折り紙を見つめていたが、ふともしやと思い、子供の宝箱にある別の折り紙を開いてみた。

するとそこには……

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