第肆拾伍話

今日は、久しぶりに地元へ帰ってきた。

友人達との食事後、実家へ帰る予定だったのだが、思った以上に盛り上がり、今の時間は深夜二時を過ぎてしまっている。

日が変わる前には帰る予定だったのだが。

何とも楽しすぎた。

そんな事を考えながら運転していると、後続車がやってきた。

こんな夜中に、こんな山道を走る車がいるんだなと思っていると、その車は俺の後ろにピタリと着いた。

いや、抜いてくれていいけど。

そのうち追い抜くだろうと、変わらず走っているが、一向に追い抜く気配はなく、ずっと後ろにピタリと着いている。

今話題のあおり運転か……。

俺は、余計な事に巻き込まれたくは無いので、少し避けられるようになっている所に車を停めた。

しかし、後続車も俺について、後ろに停まった。

しかも、ライトをつけっぱなしにしている。

いいかげんにしてくれ。

俺は、さすがに少し文句を言ってやろうと車を出る。

そして後続車の方を振り返ると、そこには……

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