第拾壱話

仕事をしていると、視界の端に黒い影が動いたのが見えた。

たまにある事だし、大体何も無いので気にしなかった。

すると、また同じ場所に黒い影が動く。

同じところで二回も動く事なんて、今までなかったので振り返る。

しかし、やはりそこには何も無かった。

が、前を向き直った瞬間……。

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